051/資料集の内側(1)

 

 

【解説】(1998年)

今回は決して公開されないその資料集の中身をほんの少しだけお見せしよう。一回目の時、こういった資料がなく、すべての事柄がぼくの記憶と汚いメモにしか記録されていなかったため、校正の段階でずいぶん食い違いがあり、そのたびに作業が大幅に遅れた。そのため、校正者用のマニュアルとして、この資料集にはクローシャに関するあらゆる事柄が事細かに描かれている。中には上の「歴史」のように、直接は物語に関係しないものまで混ざっている。これは文化的な伝統や精神性などが地域によって異なるため、それぞれの地域におけるクローシャ人の意識の矛盾を生まないための予防策である。また歴史的な貧富の差や宗教観も旧バージョンにおける重大な問題点だったための措置である。この歴史的背景の中に、なぜペチカがあれほどいじめられたかなどの背景も隠されている。(写真をクリックするとさらに拡大版にいきます。)

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