027/ヴォーの雛形

 

 

【解説】(1995年)

白状すると、実はここに至って、まだヴォーというキャラはいなかった。 当初は最終的な敵役として考えていたのがイルワルドだったのだが、あまりにも弱すぎるキャラのため、書いているうちに自然と守頭にその役目を奪われていった。しかし、最後の敵が守頭ではあまりにも現実的で、ファンタジーでもなんでもないので、もう一人、超自然的な悪役が必要と言うことになって生まれたのがヴォーだった。設定では「純粋な悪」だったはずのヴォーだが、実際に出てくると、どちらかというと、好きになれるキャラになってしまっていた。宮さんが読んだ後にはじめてスケッチしたこれらのヴォーの原型を見ても分かるように、明らかに「純粋な悪」とはかけ離れたキャラだった。これにはさすがにまいってしまって、この時期、古今東西の物語に登場する悪役を研究して回ったのを憶えている。

 

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