009/ 苦悩する宮山

 

 

【解説】(1993年)

次第に書くキャラの数が増え、最終的な作業量が見えてくるにしたがって、連作型の絵を描いたことのない宮さんはいろいろな壁にぶつかりながら試行錯誤していた。持ち歩いていたスケッチブックやノートの端にはこういったメモのような落書きが当時無数に描かれていた。今でこそ宮さんは「宮さん的」な持ち味の独特の絵が印象にあるが、当時はまだどの画材が自分に適しているのかさえ、分からない時だった。一方のぼくはというと、最悪なことに、二章でもつまって、三章を書いていた。19993年というのは「童話」にとって、本当に五里霧中の年だった。

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