当時、宮さんとぼくはほとんどの打ち合わせを授業中に行っていた。
たまたまなのだが、一緒に「イメージとイマジネーション」(ものすごく皮肉な科目名)という授業を履修していたので、その時間は毎週筆談であれこれ相談していた。とにかく、ぼくは設定資料のようなものをルーズリーフに殴り書きして、授業中に宮さんに渡すのが日課になっていた。この最初のトリニティーの周辺図もそのうちの一枚である。当時の予定ではこれがペチカが旅する世界のほぼすべてになるはずだった。物語はトリニティーとランゼスだけで展開する予定だったので、ランゼスがとんでもない場所にあるのも笑える。