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2005年08月19日

史上初! ゲストワンパラ

今年はいろんな珍しいプレゼントを誕生日にもらいました。ちょっと総括してみましょう。

・まず妹からゲームソフトに見せかけた○○NETWORK 特製DVD。(注:その後、追加のプレゼントとしてガンダムミュージアムで買ったTシャツももらった。セイラが「この軟弱者!」と言いながらこっちをぶっているデザインのやつである。たくさんのTシャツがあったそうなのだが、どうしてもこれを兄に贈りたかったらしい。)

・ぼくの「萌え」要素を全部含んだ集大成のようなイラストをひらやんから。その次の日、それに付属するシチュエーションの脚本がねこぞうから届く。

・ぼくがカラオケでTMネットワークの「LOVE TRAIN」を熱唱している似顔絵をたかさんから。(名刺にしました)

・実家の父から「近くに新しくスーパーができたから」というよく分からない理由で、大量のジャムとチョコチップ(製菓用)が誕生日に届いた。これをどうしろというのか、まったくの謎です。

どのプレゼントも本当にうれしかったのですが(マジですよ)、冷静にこうして書き並べてみると、少し人生を真剣に考えるべき時が来ているような気がしてなりません。

そんな折、遅れてプレゼントがひとつ届きました。
送り主は十年来の知り合いで、ぼくにとっては姉のような存在の「すーちゃん」からです。
姉と言っても、お母さんが病気の時に代わりにご飯を作ってくれるような良い姉ではなく、定期的に弟の部屋に忍び込んでエロ本を見つけ、それをネタに弟をゆすろうとするようなタイプの姉です。

実はすーちゃん、大変優秀な看護師さんでもあるのですが、いったい何をトチ狂ったのか、八年ほど前にオーストラリアへ移住してしまい、今は向こうの病院に勤めています。(金髪の男性に弱いのが主な原因だと推測されます。)何がすごいかって、すーちゃんはオーストラリアへ渡った時には「マクドナルド」を英語で発音できないような人だったのですが、その後、独学ですっかり英語をマスターして、向こうで病院勤務のための資格を取っているのです。ちょっとシャレでできるような行動じゃないんですが、それを「ちょっとオーストラリアへいってくる」と言う一言でやってしまうあたりが実にすーちゃんなのです。

で、時々向こうからこのサイトを見てくれているようなのですが、ここ最近のワンパラの話題を読んでいて、「自分も何かプレゼントを送らないといけない」と思い立ったらしく、ぼくが更新を一回休めるようにワンパラを一本送ってきてくれました。「なんて親切なんだ」と思ったのですが、けっきょくこうして一回分のワンパラを書いているので、あんまり意味はないかもしれません。

どうやら英語に関する話みたいです。
身ひとつで外国に渡り、たった一人で英語を完全にマスターした根性のあるお姉さんの話です。

それではMOBS史上初のゲストワンパラをどうぞ。

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【いや〜ん、いや〜んは嫌のうち】

海外生活にもだいぶ年季がはいってきた。最近では夢も英語でみる。買い物も、外食も、銀行などの公共の手続きも英語で行う。テレビのニュース番組も英語だ。書類などの提出物もいっちょまえの顔をして、難しいことが書けるようになった。それでも、未だに大の苦手なことがひとつある。

「否定形」での会話だ。
否定形で質問をされると、どんな簡単なことでも、答えるまでにまぬけな間が空いてしまう。
「寒くないの?(Aren't you cold?)」と聞かれると、「うん、寒くないよ (Yes, I'm not)」と答えてしまう。これは英語としては変だ。あわてて「ううん、寒くないよ (No, I'm not)」と答え直したりしている。

本来、英語の否定形ほど簡単なものはない。どういうように聞かれようと、とにかく否定する場合はno、肯定する場合はyesだ。だから「寒いのか?」と聞かれようが、「寒くないのか?」と聞かれようが、とにかく「寒くない」のであれば、迷うことなく「No, I'm not cold.」、寒ければ「Yes, I'm cold.」でいいのだ。日本語を知らない英語圏の人にはなんでこんなことが難しいのか、見当もつかないだろう。だから、「Yes, I'm not.」というような私の返事を聞くと、こちらの人は10人中10人が怪訝な顔をする。

考えてみると、日本語は不思議な言語だ。「うん」でも「ううん」でも否定に使えてしまう。
「寒くないよね?」と聞かれれば、「うん、寒くないよ」とも言えるし、「ううん、寒くないよ」とも答えられる。たとえ英語のネイティブスピーカーが日本語を流暢に話せるようになったとしても、「寒くないよね?」と聞けば、「はい、ワタシは寒いです」、もしくは「いいえ、ワタシは寒くありません」のどちらかしか答えないはずだ。「うん、ワタシは寒くありません」とは間違っても答えることはないと思う。このような肯定と否定の混ざった文は英語で考える人たちの頭の中にはないのだ。英語ではYesはYes、Noはnoなのだ。

つまるところ、何が言いたいのかと言うと、日本語でなんとなく色っぽい響きのある「いやよ、いやよも好きのうち」は、英語ではあり得ないということである。これは外国に行くみなさんにはぜひ憶えておいてほしい。何しろ、私もここ一番の時、これで失敗して、未だに独身を謳歌しているのだから。

投稿者 向山貴彦 : 2005年08月19日 00:05