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2005年05月13日
レベルアップ式普通自動車免許
RPGなどである種の職業や技術を一定期間行っていると、レベルアップして、今までできなかったことができたり、新しい技を憶えたりするというシステムがある。
ふと思ったのだが、こういうシステムが運転免許にも適用できないものだろうか。
個人的にもう免許をとって十五年。生命保険でも最近は十年入っているとボーナスが出るような時代である。運転免許だって、十年記念にぜひ何かボーナスぐらい出てもいいのではないだろうか。
たとえば免許取得後、5年経ったら「信号での見切り発進よし」とか、10年で「クラクションを好きなだけ鳴らしてよし」とか、15年で「一方通行もバックでなら通過してよし」とか。20年も乗っている人には「高速道路での路肩走行よし」ぐらいのことはあってもいいと思うし、30年乗っているような人だったら「信号を自己責任で無視してよし」とか、まだまだいろいろ特典を作る余地があると思う。半世紀も車に乗っていて、尚ちゃんと運転できるような強者のご老体には、もういっそ「全交通規則免除」という007の殺しのライセンスみたいな超法規処置も考慮してもいいのではないだろうか。
考えてもみてほしい。
これがあれば、みんな楽しみで絶対に長生きしたくなるだろうし、健康にも気を使うようになるかもしれない。
定年がぼちぼち見えてきた五十台後半あたりでも、「あと20年がんばれば、高速道路逆送できる」とか、「70になったらすべての曲がり角をドリフトで曲がろう」なんてご機嫌な夢を持つことだって可能だ。年金も満足にもらえるかどうか分からない次世代の老人には、きっとこのくらいの楽しみがあったってバチはあたらないはずだ。
ぼくの場合は70歳で規則解除になるはずなので、70になったら同じ年齢の仲間を集めて暴走族を結成し、「下畏徒暴螺唖頭(ゲートボーラーズ)」を名乗って、老人ホーム中心にクラクションならしまくって集会とかしてみたい。警察だって、うっかり取り締まったら全身剥離骨折とかさせそうだから、さすがに大目に見てくれるだろう。近所の住民だって、迷惑に思うどころか、むしろ微笑ましく見守ってくれるに違いない。(「あらー、おじいちゃんたち元気ねえ。孫の車にハコ乗りしちゃって。」)
どうしても国が動いてくれないようなら、自動車メーカーの方で「五十年免許保持者専用販売車」などを設けてもらって、クラクションの音をちょっと大きめにするとか(「聴力が衰えてるから」とか、言い訳はいくらでも効くはず)、はじめから改造車ギリギリの仕様にして、テールランプに強烈に赤いランプを十個ぐらいつけるとか(「視力の衰えた方でもブレーキのランプが見やすいように」)、マフラーを外すとか(「耳の遠く鳴った方が近づいてくる車が安全な距離から分かるように」)、などのイカした処置を施してもらいたい。
その頃には今以上に電車も飛行機も怖くて乗れなくなっているだろうし、下手したら年金など一年で五百円とかになっているかもしれないのだ。これぐらいはいいのではないだろうか。
どうか哀れな我々次世代の老人に救いの手を。パラリラパラリラパラリラ〜。
投稿者 向山貴彦 : 2005年05月13日 02:07