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2005年03月12日
ブタ子さんに話してみた
たかさんの展示会に行ってきました。
といっても、実際に行ったのはもう三日も前のことなのですが、もりくん弁当を食べているうちに、報告が今日にずれ込んでしまいました。そんなわけで、本日のワンパラはARTokyo見学レポート。
【会場までの道のり】
木曜日は平日で、道も空いていそうだったので、何ヶ月ぶりかに車で都心へ。
差し入れを途中で買おうと思っていたのに、力一杯忘れ、ふと気がつくと都庁の目の前にいた。あわててお菓子を売っている店を探したものの、よくよく考えてみると、たかさんはもう一週間もこのあたりで毎日を過ごしているはず──うかつに都庁内で何か買っていくとすぐばれそうだったので、遠回りしてとなりのセンチュリーホテルへ立ち寄った。
なるべく奥まったところにある菓子屋を探して、なるべく特徴のない焼き菓子を買い、会場に持って行った。
渡すなり、一秒であやさんに「となりのホテルのやつだ」と見抜かれる。
【会場の様子】
今回の展示会の会場は東京都庁。簡単に見つかると思って、ろくに道案内も読まずに出かけのだが、都庁が広いの、なんの。うろうろしていたら、時節柄怪しいと思ったのか、職員に声をかけられる。
警備員 「何かお探しですか?」
向山 「ええ。ちょっとイベントを見に来たんですが。」
警備員 「なんていうイベントですか?」
向山 「『ARTokyo』っていうやつなんですが。」
警備員 「『嗚呼、東京?』 そんなのあったっけな?」
向山 「いえ。『ARTokyo』です。」
警備員 「だから『嗚呼、東京』だろ?」
向山 「違います。『ARTokyo』です。」
警備員 「ちょっと君、一緒に警備員室行こうか。」
そんなこんなでなんとか会場を見つけ、たかさんが仕事で外出中の間、一人で留守番をしているあやさんを発見。BFCの打ち上げ以来なので、お久しぶり挨拶を交わした。
見渡してみると、平日の真っ昼間だというのに、いったい何をしている人たちなのか、けっこうお客さんがひっきりなしに出入りしていて、なかなかの盛況ぶり。でも、さすがは都庁──会場はけっこう広くとってあって、ゆったり見て回ることができた。てっきり出品作品はみんな絵だと思っていたのだが、実際には30人ものアーティストが彫刻から紙芝居から曼荼羅までを展示していて、なんとなくおもちゃ箱の中を歩い回っているようなイメージだった。明るい作風の人ばかりだったので、会場もとても明るい雰囲気で、見て回っているうち、どこか昭和の頃の日本の空気を思い出したりしていた。
ちょうど周りが新宿西口の高層ビル街だけに、なんともミスマッチといえばミスマッチな雰囲気ではあるのだが、そのギャップが面白くも、切なくもあった。きっとたかさんたち主催者は、そんなビル街で眉間にしわをよせて働く人たちに、リラックスしてもらおうと、こういう企画をしたのではないかと思う。
ただ、皮肉なことに、ぼくのように一日余裕を見つけて遠くから見にくる人とは対照的に、歩いて五分もかからない近くのビルの人たちは、展示会をやっているということに気がつく余裕すらないようだった。
いつも一番必要な人のところにだけ、一番必要なものは届かない。
【たかさんの出品作】
我らがたかしまてつを画伯(←こう呼ぶとすごくいやがるので、みなさんもぜひ)は今回、BFCでのデジタルアートの技術を一旦離れ、フルアナログでの挑戦。掌をいっぱいに広げたぐらいの大きいキャンバスに、マーカー状の油絵の具で二枚の大きなイラストを出品。近くで見ると大迫力だった。たかさんらしいと思ったのは、描き始めてからキャンバスが大きすぎて、車に積めないことに気がつき、当日電車で会場までかついで運んだという話。
二枚の絵に関しては、たかさん本人から説明してもらった言葉をそのまま引用させていただきます。
1枚目 「ブタ子さんに話してごらん」(ここに実物の写真あり。)
向山「たかさん、これ新キャラ?」
たかさん「うんとね……人面豚。」
向山「(若干言葉に詰まりながら)……あ、そうなんだ。人面豚。それって、豚の顔した人? それとも人っぽい豚?」
たかさん「やだなあ。人面豚は人面豚だよ。」
向山「(受付に向かって)あやさん、救急車。」
2枚目「ごめんと言えた朝」(←ちょっとタイトル違うかも)
向山「たかさん、これって一見すごいシュールだけど、要はたかさんがあやま——」
たかさん「わー! だめだよウェブでそういうこと書いちゃ!」
向山「えーっ。困るなあ。だってこれ、一応、会場で話してるって設定なんだから。今さら変えられないよ。」
たかさん「だって、ぼくこんなこと言ってないもん。」
向山「そりゃ今ぼくが勝手に作りながら書いてるから当然だよ。」
たかさん「ちゃんと会場で説明したじゃない。それ書いてよ。」
向山「だって忘れちゃったんだもん」
と、まあ、久しぶりの新宿外出はこんな感じで終わった。
たかさん、あやさん、それにARTokyoの出展者のみなさま、おつかれさまでした。
東京都心でなごやかな雰囲気をしばし味わうことが出来て、感謝しているのはきっとぼくだけではないと思う。
投稿者 向山貴彦 : 2005年03月12日 20:59