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2005年02月24日
伝説のスタジオ公式飲料
*今回は古くからスタジオサイトを訪問してくださっているみなさま以外には少々分かりづらい事柄が多いと思いますので、最後に注をつけてあります。参考にして下さい。
昨日のPSYCHOCATS(*1)の「ねこつう」(*2)に久しぶりにドクターペッパー(*3)の話題が出た。しかも実に哀愁たっぷりの内容だ。夜中に読んでいたら、ひとしきり切なくなった(*4)。
そう。私家版「童話物語」(*5)を作っていた頃、ぼくは基本的にドクターペッパーとドーナツ(*6)とAM/PMの弁当(*7)だけで生活していた時期がある。一ヶ月に亘って、AM/PMの全弁当を網羅した恐ろしい経験は、今にしてみると栄養素が足りないとかいう前に、なんというか、基本的に頭が足りないと思う。
でも、その頃はまだ若さという言い訳があったので、気にもせずセブン(*8)とフライング(*9)と共に近所の自販機へ毎朝ドクターペッパーの買い出しに行っていた。うちの近隣でドクターペッパーを売っている自販機は二つしかない。なので、たくさんの百円玉を持って車でその自販機の前に乗り付け、品切れのランプが点くまでひたすらドクターペッパーを買い続けるのである。よく通りがかりのおばちゃんの視線を三人で釘付けにしたものだった。あの時期、いくら補充しても、夜には必ずドクターペッパーがなくなっているのを見て、自販機の管理人はさぞ不思議に思ったことだろう。
最近昔のデジカメの写真を整理していたら、30缶近いドクターペッパーをテーブルにピラミッド状に積み上げて作業をしているスタッフの写真も見つかった。正気の沙汰とは思えない光景だ。ドクターペッパーのファンでない方にとってはおよそ信じられない話だと思いますが、これ、全部マジです。
ドクターペッパーというのは実に不思議な飲み物で、たいていの人に最初に飲ませると、以下の例のようなものすごい反応をします。
「殺す気か!」
「おまえコーラにうがい薬入れやがったな!」
「化粧水じゃねーか、これ!」
などなど。
普通これだけ激しい反応を示したものをなかなかあとで好きになるということはありませんが、なぜかドクターペッパーに限っては、不思議なことが起こります。一回目飲んで、二度と飲まないと誓ったあと、数ヶ月たつと、ふいにどこかで偶然ドクターペッパーを見かけたりすると、「あれ? そんなにまずくなかったよな。」とか思ってしまうのです。で、一口飲んだりして「やっぱだめだ。」とか思うのですが、またしばらくたつと「もう一回試してみようか」とか思ったりして、そんなことを繰り返しているうち、はたと気がつくとドクターペッパーをけっこう好きな自分に気がついてしまいます。
恐ろしいことです。
こうなるともういけません。
何しろ独特の味です。代用品がありません。
もう飲むしかないのです。
ぶりき色の赤茶けた缶からあふれ出てくる甘い匂いと炭酸の泡。得も言われぬ黒い液体が喉を滑りおりていく。
ほら。飲みたくなってきたでしょう。
スナック菓子と交互にドクターペッパーを飲み食いすると、人間はなんのために生まれてきたのか分かります。
それにしても、いったいなぜ、あの飲み物はふいに突然飲みたくなるのでしょう。
答えは簡単です。
中毒性薬物が入っているからです。(*10)
{注一覧}
*1
PSYCHOCATSはこちら:http://www.studioetcetera.com/staff/psychocats/
スタジオの黒猫ねこぞうが運営しております。MOBSと違って若干毒がありますのでご注意下さい。
*2
「ねこぞう通信」の略です。ひそかなファンがけっこういます。
*3
関東近県と一部の輸入品店にしか売っていない、コーラの超亜流種。一般的によくオチに使われる。
例:典型的な使用例
「で、最後に残ったのがドクターペッパーだったのさ。」
「これよりひどい味のものっていったら、もうドクターペッパーしかないぞ。」
「おまえと付き合うぐらいならドクターペッパー10缶飲む。」
味や歴史や背景については昨日の「ねこつう」か、過去のワンパラを読んでみて下さい。
*4
下痢だったことも少し関係してるかも。
*5
1999年にスタジオから幻冬舎版に先駆けて限定3000部だけ出版された「童話物語」の初代バージョン。「旧・童話物語」と呼ばれることもある。
*6
主にミスタードーナツの「ツイスト」「ハニーディップ」「シナモンロール」の三種。ちなみにこの時期のスタジオの食器棚はミスドのプレゼント食器が8セット(ティーカップ、マグカップ、ティーポット、お茶碗、お皿3種類、コースター、)が揃っていた。
*7
この時期の「とれたて弁当」は絶対今よりもおいしかったと思う。特に「イタリアンハンバーグ」。今のメニューはどうもいただけない。
*8
現在はウェブデザイナー。公式サイトは「寿少年」。http://flaq.jp/kotobuki/
時々富士でサバイバルゲームやってるので見かけたら撃ってください。
*9
SE。セブンと同じく中学時代からの付き合いのスタッフ。昔はアングラサイトをやっていたが、今はなくなったか、誰にも見つけられない地下深くに潜ったか、どちらか。スタジオのサーバのトラフィックが妙に多いと、どこか誰も目の届かないハードディスクの最下層でフライングが危険なデータを流しているんじゃないかと不安になる。
*10
うそです。
投稿者 向山貴彦 : 2005年02月24日 03:15