「MOBS」という英語は直訳すれば「群衆」という意味になります。ぼくらは誰もが大きな群衆の一人で、ずっと大きな観点から見れば、おそらくたいして違いのないことでもめたり、わめいたり、喜んだりしているのでしょう。「顔がかわいい」とか「どっちが多くお金を持ってる」とか果ては人間の生き死にに至るまで、空の上から見れば些細なことなのではないでしょうか。ちょうど、ぼくらが蟻の行進を見ても、その一匹一匹の蟻の人生など考えもつかないように。 でも、そんな些細なことだからこそ、人生は笑い飛ばすに値するのかもしれません。深刻に悩むよりも群衆の一人として笑いながら生きていく方がきっと毎日が楽しいから。
THE
MOBSは小学生の頃、アメリカの学校に通っていた時、同級生のおもしろい男の子で、ディヴィッドという少年が描いていた漫画でした。(もう下の名前は忘れてしまった。)あんまり簡単なので、絵の下手なぼくでもまねできるという理由から、当時、デイヴィッドに日本に帰っても描いてもいいかと聞いたところ、「MOBS日本販促部長」に任命されました。以来、MOBSの普及のためにずっと彼らを描いていますが、残念ながら未だにあまり普及しておりません。自分のサイトを立ち上げるときに彼らを主役に抜擢したのは、この役目を果たそうとする強い責任感からでした。(決してほかに絵が描けないからではありません。) おそらく、ディヴィッドはもうあの約束を忘れているでしょう。それどころか、MOBSのこともぼくのこともきれいさっぱり忘れているかもしれません。でも、そんなことは大事ではありません。本当に大事なことはただひとつだけで、それはMOBSが描くのがこれ以上ないぐらい簡単なキャラだということです。 ディヴィッド、ありがとう。いつかまた会えたらいいね。
2000/12/1 向山貴彦
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