サツキの鉢(1998年
大学在学中に「三田文学」に「学生小説セレクション」として掲載されたものすごく短い作品。雑誌の芸風に合わせようとするあまり、力みすぎのつめこみすぎでほめられたものではない作品ですが、体調の悪かった時期に無理に書いたせいもあって、愛着はとてもあります。今ならもう少しましに書けると思うので、いつかこういうのをもう一本書いてみたとは思っているのですが……。

静かなる交差点・前編(1999年)
大学教授とソープ嬢というまるで交わりのない二人の人間が、手話教室で偶然隣同士に座ることから起きるコミカルで切ない話です。大学にいる間、ずっと大学という閉鎖的な社会に抱いていた疑問点が集約されているのがこの短編です。ちなみにうちの親は二人とも大学の先生。主人公の一部に父親が投影されているように思います。後編を書く時間がなかなかなくてほったらかしになっていますが、どうか気長にお待ち下さい。いつかきっと書きます。

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