2000/04/16 【書けなかったルール】
 800の「人生のルール」で何らかの理由でボツになった案(理由を考えてみよう!):

・下痢とくしゃみはもっとも起きてほしくない時に発生する。
・成功は失敗の母。
・締め切りの前の日はシステムクラッシュが起きやすい。
・寝る前はエッチなことを考えていると安眠できる。
・み○もんたは一度息の根を止めるべきだ。
・藤○プロは版権にうるさい。
・基本的に女の人はきれいなホモセクシャルが大好きだ。

・男は世界一それが苦手だ。
・何を書いてもなんらかの差別になる。
・もてたい時には絶対もてない。
・もてたくない時には気持ち悪いほどもてる。
・男は頭が悪い。
・いや、ほんとに。
・女性の考えていることを推測するのは無駄だ。
・ものすごく無駄だ。
・分かった試しがない。
・いっそ、さいころでも振って決めた方がいい。
・「機嫌いい」「さみしい」「ケーキ食べたい」とか書いてあるやつ。
・えい。
・あ、「バカじゃないの」が出ちゃった。


2000/04/17 【衝撃の事実】
 あまりにも気がついていない人たちが多いので、ぼくはもはや見ていられない。衝撃の事実を発表しよう。多くの人々が今まで常識としてきたことがその一言によって崩れ去り、混沌と絶望に打ちひしがれるものも出てくるだろう。予想もしなかったことに息を呑み、しばらくわが目を疑わなければならなくなるはずだ。「まさか」という声が飛び交い、遠のく意識の中でそれを頑なに否定する者も必ずいるはずだ。しかし、それは歴然とした事実。目を背けたところで去るはずもない。ぼくはいかなる危険性があるかを承知の上で敢えてこの事実の公開に踏み切った。どうかその意図をくみ取って、冷静な判断をとっていただきたい。それではいよいよその時がやってきた。心を落ち着けて、耳を澄ませて良く聞いてほしい。その想像を絶する事実とは――
 セブンイレブンのジェラートはうまい。


2000/04/19 【マイブーム】
 ある特定の食べ物が自分の中でブームになることってありますか?ぼくはよくあります。過去にブームになった主な食品:

カレーパン
同様の形状と似た味の「ピロシキ」も含む。近所のパン屋で朝、わざわざ揚げたてのカリカリを探しに通っていた。

モステリヤキバーガー
夜中とかに突然目が覚めた時、無性にこれが食べたくなる。なぜかは不明。何かしら薬物の混入の線が濃厚。

鉄火巻き
特に小僧寿司の手巻き。かつて学校帰りに半年間毎日一本買って歩きながら食べた記憶がある。火曜日がエビきゅうの日と自分的に定められていた。

このほかにもめんたいスパ、トースト、エビピラフ、オムライス、焼き鳥、肉うどん、魚肉ソーセージなど三十年の人生の中で様々なマイブームがあったが、こうして並べてみると、まるでお子様ランチのメニューみたいで、とても頭が悪いことに気がついた。


2000/04/20 【クレジットが長い理由】
 振り返ってみると、この十年ずっと出版界の隅で生きている。本を作るという仕事に関してはほぼすべての役割を何らかの形で何らかの時期にやってきた気がする。小説、エッセイ、コラム、解説、批評の執筆、翻訳、デザイン、レイアウト、DTPオペレーター、校正、編集、企画、製作、時には営業や広報や売り子までやっている。インタビューする側もされる側もやったし、点字の本の制作にも関わった。規模では10部しか出ないコピー本から数万部の一般書まで様々だ。本当に勉強になった。でも、それは各技術を習得できたという意味ではなく(けっきょく全部中途半端なままである)、どんな仕事も真剣に最高のことをやろうとすれば難しさに上下がないということだ。そして、一冊の本が完成するにはそのどれひとつが抜けてもいけないし、軽視されてもいけない。お金をもらってやる仕事に簡単なものはないということを腹の底から教わったことである。たぶんこれが一番大事なことのように思う。そんな理由からうちのスタジオの作品では小説でもなるべく多くの関係スタッフをクレジットに掲載する方針をとっている。今後も誇りを持ってそうしていきたいと思う。


2000/04/21 【果てしなき野望】
 いえね、好きなんですよ。何がって、あんさん、氷ですよ、氷。えっ、縁日とかで売ってるあれかって?バカいっちゃいけねえ。あんな甘っちょろい子供のくいもんと一緒にしないでくんな。氷ですよ、氷。透明に澄んだ氷をこうバリバリと口の中でかみ砕くんですよ。すると、しゃりしゃりの氷の破片が口ん中で溶け崩れていく。水道水で作った氷――ありゃいけねえ。まんなかに白いカルキが溜まってやがる。家で作るならミネラルウォーターから作らないとね。あたしなんかもうこの方、冷凍庫に氷を欠かしたことはありゃしません。ちょいと喉が乾くとトレイをひねって飛び出した氷をぱくっと――ああ、もうたまんないね、こんちくしょう!しかし、あーた、やっぱり最強にうまいのはなんつったってマックの氷さね。あそこは氷ん中に空気の泡閉じこめてっから、もう最高にしゃりしゃりと来たもんだ。なあ、あんちゃん、あたしの夢を教えてやろうかい。そうだよ、いいカンしてるじゃねーか。その通りだよ。いつか
マックの製氷器を手に入れることさ。まあ、そういうこって、達者でな。


2000/04/22 【イラン枕】
 月曜日締め切りの装丁に追われるねこぞうに頼まれて「ねこつう」を二日分ほど代わりに更新してきた。(イラン枕)ところがぼく自身も同じ仕事で裏方をやっているため、いろいろな編集作業をやっているうちに昨夜気がつくと夜が明けていて、久しぶりに大夜更かしをしてしまったことに気がついた。(これが習慣化してしまわないように気をつけないといけない。数ヶ月もかけて朝型にした意味がなくなってしまう。)で、寝ようと思ったら(イラン枕)ワンパラを更新していないことに気がついた。他人のコーナーを更新しておいて自分のコーナーを忘れていれば世話はない。なんとか書こうとして寝床で打ち始めたものの、朝、目が覚めると一行目の「装丁に追われ」で力つきていた。そのあと、勝手に手がキーボードに当たっていたのか、寝ぼけてやったのか、「イラン枕」という摩訶不思議な呪文のようなものが打ち込まれていて、よりいっそう早く寝ようと心に誓った。(イラン枕)


2000/04/25 【ぴーっ、がーっ】
下関支部長:
 225、1600時。強敵(「とも」と読む)より入電。地方都市にてDr Pepper(「ブツ」と読む)入手不能につき、アルコール制依存症方面へばく進中。至急応援頼む。以上。どうぞ。

東京本部:
 (ぴーっ、がーっ)えー、了解。本日深夜、7-11(「前線基地」と読む)より補給物資500ccボトル四本をヤマト宅急便(コードネーム」「クロネコ」)により発送。一両日中に下関支部に到着予定。以上。どうぞ。

下関支部長:
 了解。応援を感謝する。懸案の「ゲーム機さっさと送ってくれ作戦」(「オペレーション64」と読む)は遂行されたのか。以上。どうぞ。

東京本部:
(ぴーっ、がーっ)遅れてすまない。同時に発送した。以上。

下関支部長:
って、おれこんな会話した憶えないぞ。

東京本部:
そりゃ、そうだ。今、作りながら書いてるもん。

下関支部長:
そうか。納得。(ぴーっ、がーっ)