2000年2月のアラカルト

2000/2/1
あれよ、あれよと1月も過ぎてしまいました。HPの入口をやっと通り抜けたという感じがします。1月はヤヌス(Janus)の神が前と後ろに顔をつけて入口に向かって来る人を温かいまなざしで迎え入れ、同時に、入口に入った人を後ろの顔の目で見守ってくれるというのです。それに私もあやかりたいです。
 2月は結婚記念日、兄弟の誕生日などめでたい月なのですが、何故か早く過ぎて欲しいという気持ちが潜在しているわけは、英語で2月(February)の発音が難しいからです。長年図書館(Library)で働いたお陰で、この方はうまく発音出来るのですが、2月の方は最近やっとそれらしく発音出来るようになったばかりです。それで言い損ねることが多いのです。Library はゆっくり発音し、Februaryは早く発音してごまかすようにしています。
 2月と言えば鰯です。鰯(漢字で書くわけは、スタジオのHPから来られた方にはおわかりでしょう)の美味しいのはここ下関です。五島列島の鰯のツヤがよいこと、プリプリしていて生食もできます。開いてサンショウをたっぷりかけて蒲焼きにし、丼にすれば、冷凍うなぎのうな丼よりもおいしいかもしれません。

2000/2/2
2・2・2と続く日ですね。Y2kの問題に結びつけたくなるかもしれませんが、2と言えばポルカのステップです。ダラスから南へ80マイルほど下りますWestという小さな町があります。チェッコスロヴァキアから移住してきた人たちとその子孫が住んでいます。ポルカとビール、カラーチとソーセージ、それにポーリッシュ・デイル・ピクルスが挙って愛する食べ物です。
 このWestで生まれ育った1人の女性と8年間いっしょにアルバイトをし、未だにクリスマスには手紙を書いて近況を報せています。彼女の母からピクルスとカラーチ(kolache)を習いました。 日本の漬け物が食べたかったので、カラシナやカブ等いろいろ工夫をして作っていた私はWestの人たちが作るピクルスが好きになりました。これはあまりすっぱくはなく、甘くなく、歯ごたえもよいのです。
 カラーチは日本のパン屋さんにあるデニッシュのようなものです。パン生地の上にフルーツの甘く煮たものをのせたもの、カテッジ・チーズを中に入れたもの、ケシの実をふりかけたものなどがあります。
材料を集めて一両日中に作りレシピをアップします。
 Joeの作った我が家の自慢の「パパ味噌」で フロフキ大根を作り夕べ食べました。


2000/2/3
節分には鰯の頭をヒイラギにさして玄関口に付ければ鬼が来てもトゲが怖くて逃げて行くといのは、可愛いアイデイアと思う。鬼というのは人間の心の中にいて、人間はそれを知っているものだから、残念に思ったり、反省したりしたいのです。その心の鬼を象徴的に表したのがあのツノのある鬼なのだと思います。
 あちこちの鬼追い式をみたことがありますが、法隆寺の赤、青、黒の鬼は美術的には素晴らしいものと思いました。兎に角、怖い面々でした。興福寺の方が見に来るお客も多くて人気ものでしたが、どちらかというとあまり怖くなかったのです。法隆寺の鬼の面は目が小さすぎて見えにくいらしく子どもに手をつながれて出て来たのです。怖いけれどもほほえましかったのです。その年の年男が鬼を演じ、タイマツを振り回したのです。今も同じことを催しているかは確かめていないけれども、続けていてほしいものです。
 西洋の騎士道の伝説の中に緑の騎士というのがいて、片方の手にヒイラギをもち片方の手に斧をもっています。ヒイラギは平和(peace)と常緑樹の若さを表しています。西洋ヒイラギはトゲも短くてあまりするどくはありません。クリスマスの リースもヒイラギで飾られています。白い花も可愛いですし、赤い実も冬を飾ってくれます。

2000/2/4
立春です。白梅が次から次へと開いています。美味しいのかキーキー鳴く中サイズの鳥(人はヒヨとよんでいます)が やって来ては梅の花を食べます。それでダイダイの実を輪切りにして、この鳥にあげますと白梅が安泰になります。
 アメリカには日本のような梅の実はありませんが、プラムならいろいろの種類があります。カリフォルニアのサンタ・ロッサ・プラムは赤黒い色をして実に甘くジュースの多い果物です。これらは初夏から始まって夏中食べることができます。
 勤め先などで男の人たちに囲まれ、チヤホヤされる女の子はsweet plumと呼ばれ、大昔は「クリスマスの前の晩」にサンタクロースからもらうお菓子は sugar plumだったんですね。
 アメリカ50州の州花と州の鳥の切手です。


2000/2/5
今日はカラーチ(kolache)を焼きます。パン生地を作ることから始めます。今は朝6時です。早朝が自分の時間です。ここ2〜3日ゆっくり買い物をする時間がなく、欲しい材料のプルーンやケシの実も手に入りませんでしたが、手元にある材料でつくります。カラーチには数 々の種類がありますが、アプリコットとクランベリーとカテッジ・チーズとクルミを作ります。
 アプリコット(エイプリコット)とクランベリーはパン生地の上にのせて焼いたもの、カテッジ・チーズはパン生地に包み込んで焼いたもの、クルミはパン生地に混ぜて焼いたものです。

2000/2/6
今日はJoeとJodieとの結婚記念日です。トシをとるというのはあまり嬉しいことではないかもしれないけれども、こうして長い間続いた二人三脚は尚も続いて行くのを幸せに思います。
 思えば二人の結婚式は、恋愛詩人ロバート・ブラウニングとエリザベス・バレット研究の資料では世界一を誇るベイラー大学のアームストロング・ブラウニング・ライブラリのFoyer of Meditationと呼ばれるホールで催されました。大理石の建物で外見は丸いドームはタジマハール;内部はイタリアからの黒い大理石の柱にミズリー州の白っぽい大理石とクルミの板で出来ています。そしてブラウニングの詩が何よりも先に我々二人を温かく招いてくれました。ブラウニングはイギリスの詩人ですが、この詩人についての資料がどこよりも多く集められているのです。アームストロングと言う名が示すかのように、たいへん「腕」が「強い」学者が世界の有名人をキャンパスに呼び講演会を開いたり、学生達を30年間ヨーロッパ研修旅行に連れて行き、その収益を全部この図書館に投じたのです。インドの詩人タゴーを招いたり、当時一世を風靡するキャサリン・コーニリアがエリザベス・バレットを演ずる劇-「ウインポール・ストリートのバレット家」をキャンパスに招いたのです。  この情熱あふれるブラウニング図書館で二人の生活が始まったのです。この図書館のURLは下記の通りです。写真の上でカーソルを左右に動かすと写真360度回転しますよ。 http://www.baylor.edu/~University_Host/ tour/abl.html/

2000/2/7
今日から期末試験が始まりました。試験をする方もされる方もあまり気分のいいものじゃないのです。かといって試験を勝手にやめるわけにもいかない。試験がなかったら勉強なしに一生を終わるかもしれない。一生のうちには、紙の答案用紙が与えられない試験が次から次へと現れます。大学生のときの試験ぐらい別に取り立てて辛いものでもなかったと後で思うほど長い人生には試練があることになっています。テレビゲームじゃないけれど一つ一つクリアして行くしかないのです。ときには思わず感動したり、発見したりするものです。これが多くの試験や試練から得た宝物なのです。教室で使うテキストなどからでも、自分に合った楽しみが見つかるのです。パソコンの好きな人なら時事英語のテキスト一冊分から時事用語を日英両語で入力し、検索も出来るようにするのも楽しみになります。あるクラスでこれをしてきた人には期末試験を免除しました。翻訳では好きな絵本を選んで訳本を提出してくれました。私まで楽しく見せてもらいました。


2000/2/8
丘のてっぺんに住んでいますと文字通り風当たりが強いのです。一昨年とうとう枯れてしまいました大木がまるで恨みを晴らすかのように、今朝の大風に、枝を吹っ飛ばし辺りに当たり散らしています。12年前から毎日この巨木の眺めを楽しんで、毎年一度は写真を撮っていました。「この木何の木気になる木云々. . .」と歌ってみたりして称えていました。枯れ始めたときには市役所にこの木の命を救って欲しいと助けを求めたのですが聞き入れてはもらえなかったのです。今は骸骨巨木です。 ごめんね。大木さん。
 今朝は大風ですが、この大木の太い枯れ枝の間からまっすぐに直撃してくる朝日がやけにまぶしいのです。だいぶこえだを飛ばしてしまったからでしょうか。 あわれにこの木を眺めながら、朝食のベーコンを焼きました。ベーコンはJoeの大好物です。でもコレステロールを」考えると恐ろしくなるのですが、焼き方によっては案外大丈夫なものなのです。アメリカで販売されている離乳食に「ベーコン」があるくらいです。
 ペーパー・タオルを二重にしてその上にベーコンをのせ電子レンジで片面を焼き、ペーパー・タオルを取り替えてその上にベーコンを裏返してまた電子レンジで焼きます。電子レンジの大きさやベーコンの枚数によって何分焼くかを決めます。私の電子レンジはかなり大きいのですが、ベーコン4枚で最初800度で2分半、裏返して1分半か2分です。コリコリしておいしいです。どうか焼きすぎないようにおねがいします。


2000/2/9
2月9日はフクの日だけれど市民一般の口にはなかなか入らないものでありますが、かなとふぐなどはさほど高くないので鍋などお惣菜によいのです。大学の文化祭などでもフク鍋一杯が200円ですから大して高いものではありません。本当に高値のものはトラフグです。下関のふぐを水揚げするところを南風泊となずけられていますが、これをハエドマリと覚えるのに何年もかかったのです。 ついでにもう一つ覚えるのがたいへん難しい地名に特牛があります。これをコットイと読みます。どこの町にも珍しい読みの地名があります。珍しい読みの地名をお知らせ下さい。
 テキサスは日本の3倍近くの面積があります。テキサスだけで独立国だったときがあるのです。古代ギリシャは地球が平たくてその真ん中に自分の国があり自分中心に考えていたのと同じようにテキサスが世界を表すと思ったのか、それともただ面倒くさくて世界中から借りてきた名前をつけたのか、テキサスにはパリ、トウキョウ(Tokio)、モスコー、アテネ、パレスタインなど、地図を賑わせています。「パリ、テキサス」という映画をご覧になったことがありますか?何故パリなのかおわかりになりましたでしょうか。これらの地名は読みは易しいが意味がよくわかりません。
 昨日お話しました枯れ巨木です。


2000/2/10
やっと時間を見つけ、往年の緑深き巨木の写真と中枯れ巨木の写真を探しました。三年前の中枯れと6年前の黒々とした緑の巨木、それに2−3日前に撮った枯れ巨木がみんな同じ樹木であったなどとは信じられないのです。樹木にも寿命があるのは分かっていますがそれにしてもあまりにもあわれな枯れ方だったと悲しく思います。真っ赤な朝日を枝の間から漏らしていたころが懐かしいです。ビデオにもおさめたのがせめてもの慰めです。中枯れ巨木は向かって左の端だけが緑を残していました。
 森や林をいたわりましょう。粗大ゴミが時々投げ捨てられているのをみかけます。ゴミ問題をみんでよく考えましょう。




2000/2/11
今日は建国記念日です。自分の帰る国があるということに感謝すると同時に、帰る国がない人や自分の国がありながら帰れない人も大勢いることを覚えておく日だと思います。
 この他に、私個人としては健康祈念日とも呼びたいくらい休養をとりたい日です。そして明日はヴァレンタインのケーキを焼き、日曜日の午後には学生さん達とヴァレンタイン・クッキー手作り会を開きます。さあ、みんなどんなクッキーを焼くのかな、楽しみです。みんなのためにレシピも何種か用意しようと思います。
 アメリカにはご存じのように独立記念日があります。1776年7月4日独立宣言が発せられました。しかし実際に独立が承認されたのは1783年パリ条約でありました。このことは受験生のみなさまならよくご存知のことと思いますが、一般にはこの1783年はあまりよく覚えられていません。ひとつの大仕事を成し遂げるまですごい年月がかかるのですね。この大仕事がその後のフランス革命(1789)にも多大の影響を及ぼすのです。そうして民主主義がしっかりと礎を築いていったのですね。

2000/2/12
今日は久しぶりの公開セミナーの日。私はこのセミナーが好きなのです。なぜなら、出席者の顔が生き生きしているからです。人は誰でも生涯いろいろと学び続けていくのですが、このセミナーの人たちは仕事を持ち、家庭を持ちながらも、ひたすら前向きの姿勢で、明るく、努力しておられる。女性は強いなあ。このような頑張りやの女性が、末永く頑張って、21世紀を背負う若者たちとの仲立ち役を務めてくださるとありがたいです。子ども達は、父親の背中を見て暮らすというよりも、母親の背中をより長い時間みていますから、母親が一生懸命に頑張っているのをみて覚えています。子どもに教育を押しつけるのではなく、自ら額に汗して努力する母親の背中が世の中の教育の基本だと思います。私も1人の教員として、自ら汗水を流して働くことが、若い世代へのささやかなプレゼントだと確信できました。セミナーのみなさん、有り難うございました。
 今日のヴァレンタイン・ケーキはあまり美味しくなくてごめんなさいね。 サンドウィッチ会には、温かいサンドウィッチを持っていきますよ。

2000/2/13
手作りヴァレンタイン・クッキーを学生達と焼きました。「クッキーを 誰にあげるのかな」とたずねたましたら、「お父さんに」という返事をたいへんうれしく思いました。それぞれ混ぜたり・こねたり・のばしたりで結構楽しく焼き上げました。最後にタコスをどっさり作って腹一杯食べて終わりました。クッキーの出来映えはまあまあ上出来と言うところですがみんなでいっしょにつくるのが何よりも楽しかったのです。楽しくすることが上手にできるもとになります。ただ、クッキー作りにも最低の基本があります。ベーキング・ソーダーを間違えてベーキング・パウダーを使ったクッキーは柔らかすぎました。 大さじ1/2を計量する場合、1の半分をいい加減にするとチョコレート・アイシングも少し水っぽくなってしまいました。
 計量カップと計量スプーンは1/2 ・1/3・1/4など別々になった計量カップがよいのです。しかも浅くなくて深いものがよいのです。


2000/2/14
Happy Valentine's Day!
この日、日本では主として男性がチョコレートをもらえるようになっています。なんだかアメリカとは違うなあと長年ひがんできましたが、考えてみると、この日だけは、日本でも女性の方が男性を選ぶ特権があるように思えます。アメリカではこの日に女性がプロポーズしてもかまわないとも言われているのと似ていますね。実際には女性の方からプロポーズなんてことはないかもしれないけれど、アイデイアだけでもよいと思います。
 アメリカの幼稚園では園児達にバレンタイン・カードを持ってこさせたり、手作りでカードを作らせたりして、クラス中のお友達に男・女の別なく配ります。青年たちでは、女性は赤い服を男性からもらって身につけたり、または手持ちの赤い服を着るか、赤い飾りを胸にかざったりします。教会の人たちなどは、日頃寂しく暮らしているおじいさんやおばあさんを訪ねて行ってプレセントをあげたりします。あちこちでほほえましい光景にでくわします。それがバレンタインの風習です。
 ホワイト・デーなどはありません。白黒の問題がデリケートな国ではホワイト・デーなどを作ると誤解されるかもしれません。ホワイト・エレファント・セールというバザーのようなものならあります。もともとは比較的値段の高いものでも、特に使い道がないものを押入の中から引っ張りだし、集めてバザー形式で売ることがあります。白い象は珍重ですが、さりとて大切に家の中で飼うわけにもいきません。

2000/2/15
寒さがまたやってきました。何か暖まるものを食べたいと思い、採点用の期末試験の山を横目でにらみながら、温かいホタテ・チャウダー作りをしました。牡蠣にすればよいのですが、手元にありませんので、凍ったホタテを使いました。
 クッキーのレシピをもう一つ位アップしたいのですが、それを後回しにして、ホタテ・チャウダーにします。簡単に作れるから試してください。ホタテの代わりに牡蠣、あさり、はまぐりなどを使うのもよいのです。
 裏庭に行けば、パセリもあるのに、冷蔵庫にある刺身用ワカメをチャウダーの彩りとして振りかけるとたいへん美しく、おいしかったのです。 レシピをみてください。

2000/2/16
NHKの「クローズアップ現代」で『さようならスヌーピー』という番組を見ました。さわやかな感動を与えてくれました。あのマンガ「ピーナッツ」に見られる自然な人間がアメリカにはまだまだいます。こういう人たちがこれからのアメリカを育んで行ってくれるものと信じて止みません。
 日本には「ドングリの背比べ」なんて言葉があり、どちらかと言えば悪口的に使われていますが、このドングリを極、文字通りに、物理的に並べて、ほほえましく眺めるのが「ピーナッツ」の世界だと思います。
 我が家にもズラリとこのマンガが並んでいて、時々教材にも使っています。昨年のハローインのときに"It's the Great Pumpkin, Charlie Brown"をみんなで読んで登場人物それぞれのハローイン・イメージを可愛く思ったのですが、Lucyがお姉さんぶって、畑で眠気に襲われていたLinusを連れ帰り、寝かせたのは、当たり前のことかも知れないが、Lucyだって可愛いもん!と思いました。Schulzさん永い間ありがとうございました。これからもずっと読ませていただきます。

2000/2/17

庭先の紅白の梅の花が顔を並べて咲いています。桜に比べて花の命が長いのが魅力です。下関には東行庵と呼ぶ高杉晋作の墓所と茶室があり、美味しいお茶をご馳走になれます。今月末ぐらいに梅林がみごとに咲きそろうのではと思います。花菖蒲の池もあります。5月下旬頃には見事に咲く花菖蒲を見に「おいでませ」撮影会も開かれます。(東行庵:0832-84-0211)
  5月3日は先帝祭で、平家最後の地・壇ノ浦の戦いを記念した舟合戦があったり、安徳天皇を祭る赤間神宮ではおいらん道中もあり、つつじもみごとに咲きます。アメリカから下関に初めて来ました時、私は下関を日本のサンフランシスコと呼んでいました。金門橋に代わる関門橋、坂の町です。坂にツツジが咲くとみごとです。火の山公園・老の山公園・日和山公園など町の真ん中に、いくつも丘があるのです。我が家は丸山のてっぺんにあります。ウグイスが鳴き、メジロの群が騒ぎ、夏はせみの鳴き声で窓を開けておくと電話の声が聞き取りにくくなるほど町のど真ん中に自然があるのです。「おいでませ山口へ。」

2000/2/18
今日の「朝日新聞」朝刊社説にタバコ半減説はどうなっているのかと問いただしています。最近大学生たちもタバコを吸う人が増えているように思います。これはアメリカの大学生と比べて見ると、日本の方が喫煙率が高いのではないかと心配になります。両方の肺が真っ黒になるまですわないようにして欲しいです。
 アメリカでは男の赤ちゃんが生まれると、
"It's a boy!" と包み紙のセロファンに書かれた葉巻タバコを一本ずつ配る習慣が今でも残っています。あの葉巻はすごく美味しそうな香がするものですから、ある日、葉巻を一箱買ってきて、Joe に「葉巻でもすってみては」とすすめたのです。2−3cmも吸わないうちにJoeは気絶しそうになりました。葉巻を吸うときには、煙を気管の方に吸い込まなくて、口のなかで味わうものであるということを全く知りませんでした。ためらわずに残りの葉巻全部に火をつけ窓際に立て香だけを楽しみました。
 女の子がうまれても"It's a girl!" と書かれたボールペンなどを、病院まで見舞いに来てくれる人に、一本ずつさしあげるようになったのも民主主義のおかげでしょうか。
 大阪の知事が女性だからと言う理由で土俵に立って賞をあげるのが伝統に反すると言われていますが、よき伝統は、参加するひとびとの誠実さの上にひとりでに出来ていくもので、時代や環境に合わせてより広く、より深く人の心にしみこんで行くように築き挙げて行くべきものと思います。

2000/2/19
マンガで英語を覚えるというのも一案です。アメリカのマンガは普通、再生紙でカラー、A-4版のページです。読んで-笑ってというのもありますが、ストーリーを追って読むと言うのが普通です。かなり読むところが多かったと覚えています。ですから、日常英会話なら好都合の教材です。好きなキャラクターのいるマンガを選んで、楽しく読み続けるのです。息子は近くのセブン・イレブンに毎日3冊ずつ買いに行きました。当時は1冊39セントでした。スパイダーマンやハルクなど山のように貯まりました。大切にしまって置くと値段がだんだん上昇するのが、ふつうです。39セントが3ドル、9ドルにもなることがあります。セブン・イレブンに行くと店のおじさんが、「スパイダーマンが来たー!」と挨拶してくれたそうです。1年生のとき、ハローインの仮装にスパイダーマンを選んだときの写真を見てください。



2000/2/20
夏みかんの生まれ故郷は山口県萩です。古い土塀に萩の夏みかんが垂れ下がっている様子はとても優雅なものです。そんな夏みかんに似た夏柑を植えておいたら最近よく実るようになりました。2-3日前から激しい風雨のために、裏庭にある数本の夏柑が20個ほど落ちていました。捨てるのもかわいそうなので、砂糖を加えて煮て、ゼラチンで固めてみました。さっぱりした味にできあがりそうです。目下冷やしています。大きなガラス容器に一杯なのであと1-2時間はかかります。



出来ました。

2000/2/21
国際交流の仕事をしていますと昼も夜も仕事があります。アメリカの昼は日本の夜だと気が付かないで電話をしてくる人もいます。日本は小さい国だと思い込んでいる人もいます。確かにアメリカは日本の25倍も広い国ですが、日本がどれほど細長いかを知らない人が多いのです。
  成田空港が下関までどれだけ遠いか気付かないで、タイ国への講演旅行の帰り5時間の待ち合わせ時間があるから会いたいというアメリカ人からの知らせで、Joeは会いに行きました。もう30年以上の友ですが、こういうむしろわがままなことを言える間柄であるからこそ、お互いに本当のことが話し合えるのかもしれません。この友人のお陰で数々の授業料免除の留学生を送り出すことが出来ました。
 1人1人の友情をつなぎ合わせ広げて行くことこそ、のろいですが平和づくりの基本だと思います。

2000/2/22
春休みが始まってほっとしたのか毎日ちらほら学生達が訪れてくれます。今日はピザを焼いてくれました。そのレシピをご紹介しましょう。
 ピザは手間がかかるのか、プロの店から取り寄せて食べると、案外値段が高く家族が多いと1人1切れなんてことになってしまいます。昼食代わりにどっさり食べたいときには自分で作るのが一番です。調味料など一回買っておけば長く使えるし、チーズなども日持ちのいいものですから、材料を買い置きしておくと、ピザならいつでも時間に余裕さえあれば出来ます。焼きたてをフーフーふいて食べるのがおいしいです。
 買い物のついでのときにドライイーストと次の3点を買っておくとピザが美味しくできますよ。


2000/2/23
春休みになるとやれ卒業旅行だの、やれ打ち上げだとか言って、あちこちに旅行する学生が多いです。教員たちはやれ入試、やれ期末試験の採点と言って締めきり日に追われる毎日なのです。たまには学生だって自由になりたいのも無理はないと思います。不景気といいながらも結構外国にも行く学生が多いのです。
 下関から一番近い外国の町が釜山です。 下関は日本の最西端の海岸を有していて一度は「行ってみたいなよその国」の思いを抱かせるのです。この最西端のあたりの海を見に来てください。どんなに清い海だか、そりゃあ船に乗って行ってみたくなりますよ。萩にでもお越しのときには是非訪れてみてください。
 2-3日前、下関からは関釜フェリーで釜山にでかけた数人の学生グループが昨年夏カリフォルニアで出会った釜山の大学生数人に会います。釜山が外国の町と言う理由ではなく、人を懐かしく思って外国まで行く学生たちの気持ちが昔にも多くあったら、韓国と日本の関係ももう少し事情がよかったのではと思います。こうして若い人たちが昔の傷を少しずつ癒してくれるのはありがたいことです。

2000/2/24
朝食はときどきアメリカ式にします。パンケーキにメイプル・シロープをかけ、それにグレープ・フルーツを横に半分に切ってスプーンですくって食べ、 それにアメリカン・コーヒーをがぶがぶ飲むと言うあの労働者的食べ方が長くアメリカに住んでいるうちに身についてしまったのです。
 日本では3時のおやつの時にホット・ケーキをお上品に食べますが、アメリカでは労働者が朝クイック・エナジーのもとになるものを食べます。フロリダやカリフォルニアのグレープ・フルーツは中身の黄色いのが多いのですが、ルービー・レッド色のものにはテキサス産のものが多く、甘くてジュースが多いのです。
アメリカに初めて行った当初は、このグレープ・フルーツとアイスクリームとバナナしか喜んで食べたいと思うものがなかったのです。
 みそ汁の朝ご飯も美味しいのですが、汗のでない冬にはどうしても塩分の取りすぎになりがちなので、気を付けねばなりません。漬け物・みそ汁は夏の朝食に思いっきりたくさん、冬のパンケーキにはカルシュームいっぱいの粉ミルクを使い、ダイエット用シロップを上にかけず、一口ずつシロップにつけて食べますとカロリーの取りすぎにもなりません。とかなんとかいいわけを言って食べております。


2000/2/25
明日の英会話公開セミナーでは各自お得意のサンドイッチ2人前分のレシピを英語で発表してもらうことになっています。私はグリルド・チーズ・サンドイッチとロースト・チキン・サンドイッチであります。サンドイッチというとハムが定番になっていると、前回、みんなが心配気味になっていました。みんなハムだったらどうしよう?ということでした。ハム・サンドにもいろいろあり、見たところ同じ様に見えてもそれぞれの味があります。いつも作るように作ればよいのです。それぞれ美味しいものと思います。人生も然りです。似ているようでも、みんなそれぞれ異なった人生で、それぞれが認められ、尊敬されなければならないと思います。
 明日、 レシピの発表が終われば3月11日に1人2人前分ずつ持ち寄ってパーテイとなります。
 この講座にいらっしゃるある若いお母さんのお子さんのために色粘土(play-dough)を作りました。いつの時代にも小さなこどもに理想的な玩具は多量の粘土・大きめの積み木・クレヨンと画用紙など極単純なものが子どもの限りない創造力 (想像力)をのばすのではないかと思います。 そのうちでも、上記のプレイ・ドウは家庭でつくれますから便利がいいです。遊んだあと、ビニールの袋に入れて置けば一ヶ月は柔らかいのです。クリーム・オヴ・ ターター(cream of tartar)大さじ3さえ手に入ればあとは薄力粉1カップ、塩大さじ3-5、食用カラーと水1カップをまぜて煮るとできあがります。


2000/2/26
初めてのキリ番「おおおGOGOGO」!!が出ました。宮さんでした。私は昨年、「雲間から姿を見せている塔」の絵を宮さんからいただきました。 とても大切にして毎日眺めています。素朴な色の塔と雲の一部しか描かれていないのですが、上下左右に果てしなく広がるイメージが見る人に力強さとのびのびした豊かさを与えてくれます。
 宮さんには、キリ番に何を差し上げたらよいのやらと迷いますが、魚の化石をお送りしたいと思います。これは日本で私の叔父が採掘したものです。学校のオフィスに保管してありますので近日中に取りに行きスタジオ宛にお送り致します。 ドロの中に長さ10cm位の魚が一匹泳いでいる様な姿のまま化石になっています。壊れやすそうなので輸送が心配なときには3月に持参いたします。

2000/2/27
今日は久々の廃品回収日なのでかねがね蓄えていたカートン・新聞紙などをまとめて10時15分頃所定の場所に持って行ったのですが、もうすっかり終わってしまっていました。 9時からはじまったのが10時に終わってしまうほど廃品が少ないのでしょう。廃品が山ほどあっても昔のように高く売れなくなり、子どもたちもがっかりしてしまって、より多く集めようとしないのかもしれません。
  アメリカでよく見かける風景に、青年がビニール袋をぶら下げ毎朝ジョギングを兼ね空き缶を拾いながら走っているのをみかけます。それが結構裕福な家庭の息子であったりするのです。集めた人にお金が直接入るのです。こうすれば日本のこどもたちも喜ぶのではないかなと思います。アメリカの子ども達は1ドルのお金の値打ちを知っています。1ドルを手に入れるのにどれくらい働かねばならないかをよく知っています。缶を拾って歩いている子どもを決してバカにしません。日本の子どももよく働きます。その割にはお金の無駄遣いをしているようにも思います。
 家の裏ヤブにビール・コーヒー缶・粗大ゴミを捨てる大人が絶えません。困ったことです。 たとへ10缶でも子どもが集めて持ってきたらお金と交換してあげるところが必要です。そうすれば大人も反省するでしょう。

2000/2/28
るうさん(mobsの掲示板で見かける方)からClipboardにおたより頂いて喜んでいます。空き缶のプル・トップを集めて、お金に換え、足の不自由な方に車椅子をあげようというキャンペーンが学校で広がっているそうです。とても素敵なことですね。一つ拾えば一歩目的に近づくわけです。空き缶を拾うよりもむずかしいことです。もうほとんどが土に埋もれているかもしれないのです。これを拾わないと土の中に永遠に残ってしまいます。目立たないこつこつ型の働きにエールを送ります。私の学校も海岸の大がかりな掃除をしました。そのときに私は料理の役をつとめました。奉仕するときの青年の生き生きした顔を見せてもらいました。



2000/2/29
28日夜は、Y2kの問題が気になって仕事が手につかないので、テレビを見て気を紛らわしていました。どこか東北の方で、今日の天気予報が2000/3/1になって表示されていたのをすでに修正したとのニュースを聞いたくらいで安心しました。何もコトが起こらなければ、仕事のたまっている私には追いつくチャンスが与えられたようなものです。世界中の人々が400年に一度のオマケの日にほっと一息ついてほしい。チェチェンの人たちにも。

 

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