2001年7月のアラカルト

7/1
裏ヤブが道に面したところでは、「見て下さい。こんなに大きくなりました。」と例年の3倍位の数の青アジサイが顔をのぞかせています。こういうアジサイを見せてくれる梅雨時も悪くはないと思います。今日は朝から日差しがまぶしいくらいです。昨日ビワ穫りも修了し、熟れすぎたり、雨でまずくなっってしまいましたので、ほとんど全部を種だけにしました。これを洗って乾燥させ砂糖を入れずにホワイトリカーに漬けて数ヶ月しますと、のどいたには効果覿面のうがい薬になります。3−4年前小倉でオペラ「椿姫」に出て歌わなければならなかったあるアメリカ人が、翌日公演というのにのどいたから声が出そうもなかったのですが、このビワの種エキスでうがいをしまして舞台を無事終えることが出来ました。彼女の曰く、「これはmagic portion!」でした。

7/2
昨日干し上げたビワの種です。なまのビワの実だと、 このザルそれぞれに大山盛りに積み上げた量です。そのほとんど全部をつぶして種を出しました。これで今年のビワの収穫はお終いです。

7/3
ハゼの木が緑の葉をいっぱいつけているときは、なるべく木の下に行かないようにしています。木の下にいるだけでアレルギーをおこすからです。遠ざけているうちに猛烈な量の種がついていました。来年の春先、メジロなど小鳥が次々に来てこの種を食べるのです。秋になって葉が赤くなりますと、下にいても大丈夫なのです。葉が青い間は勢いがいいのですね。アメリカに居たとき、夏、桑の木の下に立つと、霧のような風が顔に落ちてきたのを覚えています。確か「サープ」というものだと聞きました。辞書を調べましたが、surpという単語はありません。sap「サップ」なら樹液と言う意味で辞書に載っています。どなたか生物に詳しい方、立木の葉裏から霧のような水分が落ちてくるのを英語でなんと呼ぶのか教えて下さい。

7/4
空に雲もなく晴れ渡りました。以前このアラカルテに写真をアップしました枯れ大木が長雨に打たれてだんだんくずれてきますと、勢いのよいモウソウダケが、枯木に「そこのけ」とばかりに、次から次へと生えてきています。人間の栄枯盛衰にも似ていますね。

7/5
「童話物語」の文庫版が今日発売されましたが、東京の書店でないと見られません。地方では2−3日遅れるのが普通です。幸い幻冬舎から直に送っていただいたのが上下巻の5部がありますので、それを積み上げて写真を撮って見ました。親馬鹿ぶりを発揮しています。

7/6
小雨の中、車を走らせていましたら、下関市の花である浜木綿が咲き始めているのに出会いました。丁度信号待ちでしたので、写真に撮らせていただきました。ずっと以前から我が家にも一株植えたいと思っているのですが、日当たりのよい場所が残っていません。一度ゆっくり近くで眺めたり触ってみたいような花なのです。満開の浜木綿は見事な芸術品ですね。

7/7
曇りがちだが雨の降らない七夕でした。牽牛星と織り姫さまが一年ぶりでお会いになられる日です。西洋にもよく似た話しがあります。
 ギリシャ神話に竪琴の名人のオルペウスとユーリデイスとの結婚式で、新妻が蛇に噛まれて死んでしまいますが、オルペウスが黄泉の王プルートーに竪琴の音楽で魅惑し、ユーリデイスを生き返らせてもらいますが、地上に出るまでに後ろからついてくる彼女の方をふりむいてはならないという条件をまもらなかったので、彼女は再度黄泉の国に落ちてしまいました。彼女のいないオルペウスを多くの女性がねらうのですが、相手にされないので、石などをオルペウスに投げ出したが、竪琴の音楽が彼の身をまもると、大勢の女たちが太鼓や笛の音でやかましくしてオルペウスの音楽の邪魔をして、とうとうオルペウスをずたずたに引き裂いて川に捨てました。
 川に流された竪琴の音楽が鳥や草木までを悲しく泣かせ、川まで涙で水かさが増えました。音楽の神々がオルペウスのずたずたになった身体を拾いあげて埋葬し、ジュピターが竪琴を拾い上げて星の中に放り上げました。オルペウスの霊は黄泉の国に行きユーリデイスに再会し手に手をとって前になったり、後ろになったりしているのが今でも見えるのです。ユーリデイスもオルペウスが後ろを振り向いたことを決して恨むことなく、それは自分を愛するが所以だと信じていました。理想的な恋愛の例であります。
7/8
北九州市立美術館に行き今日でお終いの「印象派 と近代美術の巨匠たち展」を見てきました。1ヶ月前から見たいと念願していましたのが実現し、満足した気持ちで美術館の立つ高台から写真を1枚撮りました。この写真の右手には煙の立つ工業地帯が見え、左手には湾の水が顔をのぞかせていました。緑が多いので煙が立っていても、あまり違和感がありませんでした。

帰宅して肉じゃがを炊きました。このジャガイモはARS梅光の会話クラスの1人から届けて頂いた自家栽培のものですので丁寧に面取りをして煮くずれのないように煮ました。ごちそうさま!

7/9
「童話物語」の文庫版が今日やっと下関の書店にも顔を出しました。東京では今日もう増刷が決定されたと聞いたのですが、当地は実にのんびりとしていてますが、それだけに居心地も素敵なのです。

昨日北九州市立美術館を出て間もなく、ある保育園の横を通りました。白く塗られた板塀にひまわりの花が林のように描かれていました。

7/10
昼過ぎ猛烈な「夕立」がありましたが、昼前にはまぶしい日差しがありました。今朝e-mailが来て、教員寮の花壇に特別大きなひまわりが咲いたことを知りました。午前中に行って写真を撮らないと昼からでは逆光になると思い午前中11時ごろ駆け付けたのが幸いでした。昼過ぎだったらずぶ濡れになったでしょう。

風が急に吹いてきて、うつむきかげんだったあの大きな顔をもちあげました。まるで「ひまわり凧」が舞あがったかの如くに見えました。背後にあるのは電線です。e-mailには切り取ってもいいと書いてありましたが、見事に咲いていましたのでとてもとて切り取るなんて出来ませんでした。
7/11
雨が降ったり止んだりの1日、会議のあと裏門か
らでようとしましたら、Jodieの最も好きな花の
一つのクチナシの花が雨の中でもほんのり匂っていました。ビロードのような花弁の生地とツヤのある緑の葉アメリカにもgardeniaの名でよく知られています。Jodieのいた大学の卒業式の前日の
Ring Outという儀式で在校生の女子学生がこの花
を胸に飾ります。卒業していく学生は黒いガウンにこの花を胸につけます。こんなに 美しくてもほんの2−3日経てば右下のように朽ち果ててしまうのですね。御苦労様Jodieの好きな花さん。

7/12
朽ちるクチナシあれば、その真向かいには1メートルずつに切り倒されたケヤキの幹から葉の芽が飛び出しているものもあります。猛烈な生命力ですね。この幹を今植えれば挿し木となって根付くと思いますが、残念ながら植える場所がありません。

7/13
卒業生が1人若くして亡くなりました。よく知っていた方だけに悲してたまりません。前夜式に参加しましたあと駐車場に行き自分の車を探しましたがみつかりません。式場の方に戻って2−3の方々に探すのを手伝ってもらいました。お陰で車は見つかりましたが、Jodieはもう汗だくでした。夕食にも食欲がわかず、 呆然とテーブルの野菊を見つめているだけでした。

7/14
寝坊して朝8時半に目が醒めました。大急ぎでバーべキューの火をおこしましたが豆炭が湿っていてなかなか思うようには火がつきません。大切にしまっておいた桜の枯れ枝を燃やしてやっと豆炭に火がつきました。昨日からセロリーの粉とコショウなどで仕込んでおいた牛肉のブリスケーを5時間かけて焼きました。

7/15
2日位前から蝉がシャーシャーと鳴き出しました。いよいよ夏の盛りに入ります。夜になると窓の網にとまります。生まれたてらしいメスのアブラゼミが第1訪問者です。 家の中に入れてキュウリのスライスをあげました。そのあと庭の梅の木にとまらせてあげました。

7/16
Jodieの担当するある小規模のクラスの内1人が留学先大学によって正式に受け入れられることになり、クラス内で「追い出しパーテイ」なるものを開くことになりました。友だち同士にとっては別れるのが最も辛いものですから、わざと意地悪い言葉を使って辛さを乗り切ることに決めました。ユーモアで寂しさをまぎらわすわけですね。みんながつくった「恐ろしい」ケーキを見て下さい。

7/17
「童話物語」の文庫版を学校にある3つの図書館に差し上げることにしました。土曜日にはHighschoolの図書館に今日は短期大学の図書館に明日は大学の図書館に持っていきます。昨日「読売新聞」2頁に載りましたでっかい広告をつけてお渡ししています。親馬鹿もここまで度が過ぎればあきれるばかりでしょう。

7/18
雨上がりにふと足下を見ましたら、今年もひとり生えのホオヅキが2つばかり実をつけていました。最低の数です。横に生えた細いケヤキを根から抜いてやらなかったからなのです。雑草を取り除くにも手抜きの仕事をすると、こういう結果になってしまいます。海の日にていねいな草取り・草刈りをしようと考えています。

7/19
今日は下関地区の梅雨明け宣言がありました。例年より2日遅れてのことらしいのですが、晴れてはいますが、なんだか未だに水分がみなぎっている感じがします。裏ヤブのあじさいの花がどんどん増えています。

7/20
今日は「海の日」ですが、海に行かないで裏ヤブの周りの草を刈り取ります。4時から8時まで4時間水も飲まないで刈り続けて、暗くなってから刈り取った草を運びました。写真は刈り取る前の道です。この左側をずっと下まで草刈りしました。道幅がやや広くなりました。この道の草刈りの前に、まず家の周りを刈り込みました。明日はいよいよ裏ヤブの中の草刈りです。

翌日撮影:

7/21
今日も夕方から草刈りでしたが、器械が加熱すると止まってしまうので、休ませながら使いました。セミの抜け殻を集めたり、セミが鳴いているところやシオカラトンボが止まっているところを写真に撮ったりしました。アゲハチョウも数種いましたがとまらないので写真は撮れませんでした。招かざる客のスズメバチも顔のすぐ横を飛んで行きました。



7/22
過去2日間の草刈りが、調子の悪い草刈機のためか骨盤のあたりが猛烈に痛いので静かにしていましたら、アメリカ人先生の1人が病気で病院の救急室までお供をしました。 病院の待合い室でアメリカ人から、「Toy Story」に出てくる s'moresなる食べ物についてたずねてみましたら、Jodieが想像していたマシュマロの焼いたものとはかなり違っていました。グラハム・クラッカーにマシュマロをのせ、その上にチョコレートをかけたものらしいのです。大丸にグラハム・クラッカーがあるので、あれを買ってきて作ってみようと思います。
s'moresとは、おいしくておかわりが欲しいとき、 Give me some more. のsome moreを縮め、名詞化して複数にしたのですね。
昨日食べた「ピリ辛シュリンプ」が案外美味しかったので、久しぶりにMain Dishにアップしてみました。
7/23
ヤキザカナ(焼き魚)が食べたいと昨日のアメリカ人がいうので、カレイとヒラメとぶりの3種類をみりんと醤油の照り焼きにし、ほうれん草の胡麻和えと酢の物を添えて届けてあげましたら、お世辞だとは思いますが、「オイシイ」と言いながら食べてくれました。東京に3年住んでいた人ですが焼き魚が好きだとは少し不思議な気もします。
 アメリカに送る小切手を受け取りに梅光本部に行きましたら、真夏の花不足のときでも花が生けられていました。
芙蓉のはな3つでした。

7/24
今日は気温が40℃を越すところがあるほど暑い1日だったので、冷房に多量の電力が使われたのでしょう--電力史上で最高量を使ったとのことです。
テキサスでは華氏で112度まであがった事がありましたが、大抵の夏は108−9°F(42-3℃)位になります。
特に暑い夏はこの温度が1ヶ月以上 続いたことがありました。日本で気温が上がりすぎると、湿気が多いのでたいへん息苦しくなりますが、アメリカでは肌にさすような暑さがありますが、空気が乾燥しているので、木陰にはいるとけっこう凌げるのです。
 キャンパスの記念樹コーナーに行きましたら、珍しい木(なぎ)と珍しい大型の花(名前?)がありました。なぎは葉脈が平行になっています。
名も知らぬこの大型の花の茎は根本のあたりで直径が3cm以上ありました。



名前がわかりました!!大学図書館の司書長の岡本さんは花のエキスパートで、たちまちJodieの質問に答えて下さいました。 その名はウバユリとのことです。
7/25
デパートに行ってグラハム・クラッカー(Graham-Cracker)を買う時間がないので、近くのスーパーで森永のチョイス(Choice)を買って来てToy Storyに出てくるおやつの名前でキャンプの時などにつくるおかしのスモーア(s'more)を作って見ました。
  以前からチョイスはグラハム・クラッカーによく似た味だと思っていましたし、パンプキンパイを作るときにもグラハム・クラッカーの代わりにしてクラスト(パイ生地の部分) を作っていました。
 マッシュマロを竹串でさしてガスレンジの火で軽く表面を焼きます。焼いたマシュマロをチョイスの上にのせ、そのうえから、溶かしたチョコレートをかければ出来上がりです。試してください。マシュマロを燃やさないでね。

7/26
三日三晩の土用干しというようにJodieが今年漬けた梅を竹ザルに並べて干しています。もうすでに赤い色をつけています。こうして干すことによって尚一層梅酢の吸収をよくすることができます。美味しいものには手間がかかります。

7/27
University Studies Abroad Consortium(ホームページ参照(http://usac.unr.edu/usacweb/default.asp)というアメリカの大学間で出来ている海外留学制度の責任者二人が来学されたので、キャンパスを案内したあと日本海のきれいな海岸と本州最西端の地を案内しました。下関市の花、浜木綿が7部咲きで浜辺を美しく飾っていました。浜木綿をそばでゆっくり見たいと思っていたJodieは、海辺にずらっと並んで咲いているのに出会えて幸せでした。

7/28
でっかい毛虫がおりました。長さが8cmでうす茶色です。たぶん大きな蛾になるのでしょう。何も食べていないようですがあの炎天干しでもじっとこらえているようです。

7/29
炎天下歩いて投票に行きました。蝉の鳴き声が猛烈でした。出がけにヒグラシ一匹ふんづけそうになりました。生まれたばかりで未だ良く飛べないようでした。記念写真をとりました。たちまちキキキっと飛び立ちました。

7/30
Jodieが「幻の花」と呼んでいますのは、カラスウリの花のことです。朝相当早く起きてヤブに入らないと見られないのです。 ゴミ収集日の朝ゴミ袋をさげて道づたいに行くといくつか花が1/4位に縮まったのを見かけますが、まだ満開のカラスウリを見たことがありません。べとべとした糸が沢山集まって、浜木綿の曾孫のように愛らしいのです。なんとかして丸く膨らんだカラスウリの花の写真を撮りたいものです。

7/31
国際免許証をもらいに小郡まで行きました。総合交通センターと言うところです。パスポートにいつもの運転免許証に古い国際免許証と証紙代金2650円と写真代が600円、高速道路が往復で3400円 合計6650円です。山口きらら博の切符も大学の事務室から買ってもっていたが、その時間がありませんでした。
 帰路、美東の休憩所で南米産じゃなくてパキスタンの産だけれどworry stoneが350円でした。これをこすっていれば心配がやわらぐという迷信があります。早速一個買いました。石の中央がくぼんでいます。そこを親指でこすると心配事がきえるっていう迷信みたいな話しです。

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