「素敵な子供たちへ!」

カオリへ

とても久しぶりだね。高校二年生の夏休みにカオリが添削のアルバイトをこっそりとやっていて 「慮る」の読みが「オモンパカル」と知って、まるで外国語みたいな変な 発音だ「チョーおかしくない?」とケラケラ笑いながら教えてくれたのをなぜか 思い出してしまったよ。

好奇心旺盛で森羅万象に「素敵!」「素敵!」が口癖だったカオリが感性を どんどん磨いて、いまやイタリアからみんなに「素敵!」と言わせるアーティスト! 素敵!



そんなカオリから写真交換レターのお誘いをうけたのは数年前。みんなの素敵 なコメントと写真に圧倒され体脂肪の増加とともに腰がどんどん重くなっていっ てしまいました。でも「素敵!」な皆様に「素敵!」なオヤジに育てていってほし くて参加させていただくことにいたしました。どうぞよろしく。

あと数日で30歳という大台に突入します。最近、急に子供がいとおしくなってきました。パパ、ママになる友達が増えたから なのか・・・種の保存の遺伝子がうずくのか・・・仕事でいつも高齢者を相手にして いる反動なのか・・・

地球は戦争、環境、吉野家の牛丼の販売停止と上へ下への大騒ぎ。そんな折、ある朝、吉野家の「豚丼」を食べて岐阜は美濃の桜祭りに出かけました。



   
 
山間の小さな街ですが各町内で山車を用意し、ひなびた神社へ奉納します。 山車にはこの地方独特の人形からくりが備わっていて一台一台が神社で自慢の 演技を披露します。10台近くの山車が奉納の順番待ちをするので参道は山車の 渋滞。列の後をのぞくと御みこしにおめかしした男の子がちょこんと座っていまし た。今朝は早くから正装に着替えて出番を今か今かと待っていたことでしょう。なんせ、 一世一代の大舞台ですから。

でも、桜のはなびら舞う春うららかなお昼下がり、ついうとうと。はじめは寝まいと がんばっていたのに・・・やっぱ気持ち良いよね・・・大きな頭が何回もコクン、コクン。周りの大人はよだれが衣装については大変と大騒ぎですが、子供はそんなこと関係ないもんね。

境内では男たちが山車を担いだり、まわしたりと自慢の筋肉をはちきれんばかりに酷使しているけど ここだけはみんなをホッとさせる穏やかな時間が流れていました。

その天使の寝顔でどんな夢を見ているのでしょうか?不条理な世の中の争いごとにはまだ暫く目覚め ないでほしいと思いつつシャッターを切りました。

イタリアの子供と日本の子供って同じなのかな?だいぶ違うのかな?

あれ、カオリからのお題にぜんぜんお答えしていなかったね。

ナゴヤより 子供たちの明るい未来と、カオリと素敵な仲間の幸せと、吉野家の牛丼 復活を祈って・・

ユウタより

  No.26  カオリからの返事 (つづく)

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