モスよ、どこへ行く

ちょっと、みなさん。
最近、とっても気になることがあるんですがいいですか?

何を隠そう、ぼくはモスバーガーの大変なファンです。
正直に言いますが、昔はそうでもなかったんです。何しろ子供時代にアメリカでマクドナルドを大量に食わされたもので、初めて両親とモスに入った時には、何も考えてない小学生男子だったこともあり、「ハンバーガーにテリヤキソース? なめんなよ」みたいな感じでした。

二年間ぐらいは「モスバーガーなんてにせもののハンバーガーだぜ」みたいな男子特有の根拠のない意地を張ったりしていたのですが、小五の時に友達四人とモスに入った時、残りの三人が全員テリヤキバーガーを注文したあげく「やっぱりテリヤキが一番うまいよな」っていう話になって、流れ的にテリヤキバーガーを頼まざるを得なくなりました。渋々食べてみると、「なんだこれは? うまい。うますぎる」と思い、瞬間的に立場を翻しました。(←これも小学生男子の大きな特徴。)しかも、その次に両親とモスに行った時には「モスでテリヤキバーガーを食べないなんて正気じゃないね」みたいなことを平気で言って、創業以来自分はモスでテリヤキバーガーしか食べてないような顔をその後ずっとしていました。

十代で入院した時も、退院したらやりたいことリストのトップにあったのは「モスバーガーでテリヤキバーガーを食べる」だったし(二番目は「小僧寿司の手巻きの鉄火巻きを破裂するまで食べる」)、大学生の時には昼ご飯の三回に一回はモスバーガーですませていました。蒟蒻ドリンクに驚愕し、野菜の産地をいち早く表示していることに感銘を受け、ある時期はスパイシーチリドッグ以外食べられない体質になったこともあります。

この三十年間、モスはいつもぼくの味方でした。そして、ぼくはいつもモスの味方でした。

しかし。しかしですよ。解せないんです。
解せないんです、最近のモス。
去年ぐらいからでしょうか。どんどんいろんな変更がされていって、その度に首を傾げることばかり。最近はだんだん同じ店なのかどうか心配になってきているほどです。
以下、ぼくが解せないモスの「変更点」を列記してみました。

・蒟蒻ドリンクがなくなった
(モス畑シリーズが消えたあとも、これだけはずっと残っていたのに今さら何故? ひそかなファンはきっとぼくだけではなかったはず。)

・山ぶどうスカッシュがなくなった。
(代わりに白ぶどうソーダなるものが加わっているが、どっちみち似たような飲み物なら聞き慣れたあの名前をメニューに残しておいて欲しい。)

・ビーフパティが合い挽き肉になった。
(まずいわけじゃないけど、どうもマックのソーセージマフィンのソーセージのような味がする。それに以前のふわっとした食感に比べて、少し固めになった気がする。)

・テリヤキソースが味噌風味になった。
(これもまずいわけじゃないけど、かつてのテリヤキソースも選択肢として残して欲しい。あと、新しいバージョンのソースは前よりも飽きやすい気がする。)

・ハンバーガー、チーズバーガーの値段を下げるためにパティがマック並に薄くなった。
(不況で値段を下げたいのは分かるけど、モスのおいしさの基本はやはりふわっとしたパティなわけで、これでは本当にマックみたいだ。しかもそれならマックの方がおいしいし、安いので、意図を理解できずに苦しむ。)

・スパイシーシリーズがなくなって、代わりにハラペーニョソースでお茶を濁した。
(あのハラペーニョのおいしさはやはりソースでは代用はできない。これもコスト削減だとは思うけど、スパイシーシリーズがもう食べられないのは悲しすぎる。)

・コーラがペプシネックスになった。
(ぼくはダイエット系飲料の人工甘味料の味が大嫌いなので、これはとても解せない。)

・ライスバーガーのカルビ焼き肉が近隣に見当たらない。
(これはぼくだけの問題かもしれないけど、前は扱っていた店も辞めてしまった。もしかして徐々にフェイドアウトしている?)

・メニューを水増しするためか、意味もなくダブルバーガーの嵐になっている。
(基本のハンバーガーの厚さを半分にして、ダブルバーガー類ばかりメニューに増やすことに矛盾を感じているのはぼくだけだろうか。というか、モスでこういう「メガマック」みたいな「大盛りメニュー」ってそんなに求められていないような気がするのだけど。食べてますか、みなさん?)

・今年の夏にやっていたミスドとのコラボ。モス側のコラボ商品「ドーナツバーガー」を大変期待して食したところ、パティの真ん中に穴が空いているだけという体たらくなメニューだった。
(昔のモスなら絶対ぎょっと驚くようなアイディア商品を出してくれたはずだと思う。なぜバンズにハニーディップを使うぐらいの冒険をしなかったのか、実に解せない。)

・最近の売りの「国産ハンバーグサンド」の中途半端な内容が解せない。
(それならいっそ匠シリーズを残した方が特徴的で面白かったのではないだろうか。)

ひとつひとつはたいした変化ではないのですが、この二年間で積み上がったこの数々の変化によって、最近ぼくはなんとなくモスバーガーに入る時、昔と少し違う店に入る感覚になってしまっています。大不況の時代。企業もいろいろ工夫しないと生き残っていけないのは重々分かるのですが、愛するモスがどんどん違うものになっていくのを見ていると、いてもたってもいられません。

英語に「壊れていないものを直すな」ということわざがあります。少し固くなった合い挽きのパティを食べる度、そんな言葉が頭をかすめて溜息が出るのですが、それはぼくだけなのでしょうか。

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