Category: 英語


絶対役に立たない英語講座001

6月 20th, 2005 — 1:53am

誰もがきっと中学校や高校でいやというほどたくさんの英単語が載っている単語帳を渡されて、それを「全部憶えろ」という無茶な要求をされたことがあるはずだ。そして、その単語帳はどう好意的に見ても、東京の基本住民台帳ぐらいの厚さがあって、ぬか床の上に置いておけば、いい漬け物石になりそうな重さである。正常な人間はこういうものを渡されると、それを全部憶えようなどとは思わない。正常な人間はその重さを利用して、それを渡した人間を撲殺のが普通の反応である。
にも関わらず、多くの日本人の青少年少女はなんの反論をすることも許されず、ある一国で話されている全部の単語が載った本を、六年間ほどで丸暗記させられるハメになる。単語帳の最初の単語を見ると、なんかabroadという、発音さえできそうもない妙な単語が載っている。実は普通の生活をしている限り、アメリカ人でも人生に数回お目にかかれるかどうかの単語だが、問答無用でまずそれから憶えさせられる。困った話である。本当はそんなことに使っている頭などないのだ。そんなよゆうがあったらとなりのクラスの山田明子の血液型と誕生日でも憶えるか、鉄拳5のコマンド表の残りを全部憶えなければならないのである。
だから単語帳に意味もなく長い単語が出てくると、脳の容量が圧迫されることへの怒りすら感じる。なんで英語はこんなに長い単語がいっぱいあるのか! いったい一番長い単語ってどのくらい長いんだ!?
……と、いうわけで大変長い前振り、失礼いたしました。
みなさんこんにちわ。「絶対役に立たない英語」の時間がやってきました。
私、講師のアブロード向山です。
今日の疑問はズバリ「英語で一番長い単語って何?」です。
(注:現在受験中で最後の一滴まで記憶容量を活用しないといけない受験生のみなさん、このコラムはあなたの残り少ない脳の使用容積を意味もなく消費する危険性があります。ただちにこのサイトを閉じて、代々木ゼミナールのページへでもとんでください。ここにはあなたのためになる情報は2バイト文字一文字分さえありません。)
この質問、たいていのアメリカの小学生に聞いてみれば、すぐ正しい答えを教えてくれます。というのも、アメリカの小学校では、この雑学は必ず誰か友達から早い段階で教えられる有名な知識なのです。だから自分の名前を正しくスペルできないような子供でも、けっこう答えを知っていたりします。
で、その答えなのですが、これは解釈によって二つあります。
一つ目の答えはSupercalifragilisticexpialidocious(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリアドーシス)で、34文字です。
これは一般名詞ではありません。
それどころか、本当は言葉でさえありません。
メリーポピンズというアメリカの有名な児童文学に登場する魔法の呪文です。
ただ、この呪文、あまりにも有名で誰もが知っているため、辞書によっては載せている場合があるので、そういった辞書を基準に考えるなら、これが正解になります。
でも、どんな辞書にでも載っていて(大きめに辞書に限りますが)、尚かつ意味も持っているもっとも長い英単語というと、Antidisestablishmentarianism(アンタイディスエスタブリッシュメンテアリアニズム)が最長だと言われています。政治用語で、詳しいことは分からないのですが「教会と州の分離」みたいなことを指すようです。イギリス国教会の会議などでは現在もよく出てくる単語らしいので、間違いなく本物の言葉です。
この単語、なぜかやたらとアメリカでは人気が高く、本来の意味を知っている人はほとんどいないにも関わらず、この単語をフィーチャーした歌やサイトまであります。クイズなどでもよくこれを「スペルしろ」というような問題を聞きます。
そんなわけで「絶対に役に立たない英語講座」でした。
また次回も忘れた頃に無駄な知識でお会いしましょう〜!

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