Category: 挨拶


サンタのいる世界

1月 2nd, 2010 — 10:24am

「サンタはいるのか?」
そんな一見ばかばかしい質問だけど、ぼくはいると思っている。

海外には「サンタクロース」という団体がいくつも存在するという。ボランティアの団体で、毎年南極宛に送られる何万というサンタ宛の手紙を郵便局から引き取って、それをひとつひとつ読んでいくシニア市民の集まりだ。彼らの予算は「恵まれない人たちのためのサンタ募金」で切り盛りされている。
サンタへ手紙を書くのは何も家庭に恵まれた子供だけではない。今日のご飯に困っている子供たちも、切手のない手紙でサンタに助けを求める。アメリカの郵便局で、切手が貼ってなくても唯一届く手紙がサンタ宛のものだ。

「サンタクロース」はそのたくさんの手紙の中から、クリスマスに本当に奇跡を必要としている人たちを選び出し、彼らが一番必要としているものを24日の夜、サンタの格好で届けに行く。中にはクリスマスの夜に一家心中をしようとしていた正にその瞬間、サンタが玄関に現れた家族もあったそうだ。
サンタクロースがいないだなんて、彼らは絶対に言わないだろう。何しろ、彼らのところには本当に奇跡がやってきたのだ。

残念ながら個人情報保護がうるさい現代では、手紙の引き取りが不可能になり、「サンタ」の存在は危機に瀕している。人の善意が消えると、サンタも一緒に消えてしまうのかもしれない。――そう思うと、悲しくなる。

子供の頃、うちに毎年来ていたサンタは今、どこの家を回っているのだろうか。
願わくば、多くの幸せを今も運んでくれていますように。

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近況報告2009/10

10月 18th, 2009 — 4:10pm

 ワンパラ再開にお祝いや応援のメール、ありがとうございました!
 なかなか返事が出来ずに申しわけありません。
 ほぼすべてのメールの最後に「新作、いつまでも待っています」と書いて下さってるみなさまの優しさに感謝です。中には「十年でも二十年でも待ちます」「私が死ぬまでには出して下さい」「だいじょうぶです。ちゃんと覚えています」というような、悲しくなるほど気を使ってくださっている方もいて、はい……オバマ政権が終わらないうちには出したいと思います。

また「以前に書いていた『超能力少女もの』とは『絶叫仮面』のことか?」——という質問も大変多くいただきましたが、これは違います。沙月の特殊能力といえば、主に人智を越えたファッションセンスぐらいのものなので。

「超能力少女もの」というのは現在も書き続けています。当初の予定より三倍ぐらい長くなってしまっていて、まだしばらく終わる見込みが立っておりません。すみません。どうも並行して書いていた「小学校六年生男子」が主人公の小説の方が先に完成しそうな気配です。ほかにも並行して書いている作品がありますので、どれから陽の目を見るかはぼくもまだはっきり分からない状況ですが、分かり次第、みなさまにこのページで一番早くお知らせしますので、よかったらたまに覗きに来てください。十年はかからないと思います。たぶん。

また、モンスターハンターの同人誌についても何件か問い合わせをいただきました。
まだ若干部数が余っていますので、リクエストがほかにもあるようなら期間限定で通信販売の形も考えたいと思います。

コメント欄についても、いくつかリクエストをいただきました。ありがとうございます。でも、コメント欄を解放してしまうと、すぐに「アナタの前髪を回復させてみせます」というメールや、名前も知らない女の人から「貴男限定のサービス」を受けられるサイトへのお誘いが大量に届いてしまって、特に前者の方は一瞬心が揺らぎそうになる悲しい自分がいるので、当面はコメントは閉鎖したままでいこうと思っています。すみません。なので、もし何かありましたらこちらからメールをお願いします。

それではみなさま、引き続きワンパラをどうぞよろしく!

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ワンパラベストを更新する

8月 20th, 2004 — 4:27am

お恥ずかしい話ですが、実に三年ぶりに「ワンパラベスト」の コーナーを更新しました。2001年半ばからつい先日書いた分まで のワンパラをまとめて掲載したのですが、数はそんなにありませ ん。というのも、長年このサイトを見てくださっている方の多く がよくご存知のとおり、ぼくが更新をさぼっていたからです。
あ、はい。いいわけはあります。
忙しかった、というありきたりのやつが。
でも、やはりいいわけは所詮いいわけで、本当はさぼっていたという方が正しいに決まってます。
一応書いた分だけはハードディスクの片隅にまとめてとってお いたので、今日アップするのにひととおり読み返してみました。

2001年はちょうど「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単 な英語の本」を作っていた年で、てんてこまいに忙しい時期でし た。後半は特にアメリカ同時テロの時期とも重なり、なんだか身 の回り、世界、ともに混沌としていた記憶があります。

2002年に入って、「世界一簡単な英語の本 」も発売になって ゆっくりできるなと思っていたら、すぐにBFC BOOKSを始めるこ とになって、これまた2001年に輪をかけてめまぐるしく、何を やっていたのかも明確に記憶していない一年です。この時はもう このサイトのことも完全に忘れるほど時間に追われていました。

2003年も2002年と仕事のペースはあまり変わらなかったのです が、前の年よりは少し慣れたこともあって、周りを見る余裕が ちょっとだけできました。で、ふと気がつくと、このサイトの最 終更新日が半年以上前――気にはなっていたのですが、どうして も手をつけるだけの精神的余裕がなくて、けっきょくほとんど更 新せずじまいになっていました。

そして、今年になって、やっと少しずつ更新を再開しています が、まだまだ一ヶ月ぐらい更新が停まっていることもあり、反省 することしばしばです。

正直に言えば、この間、何度かサイトの停止、あるいは閉鎖も 考えました。でも、そのたびにサイトを立ち上げた頃のことを思 い出して、もう少しだけ続けてみようと思い留まることを繰り返 して、ここまできました。

このサイトを最初に作った1999年ごろ、ぼくはまだ作家として デビューもしていない学生で、作品の感想をもらう手段がこのサ イトを通してしかありませんでした。
何度か涙がこぼれるようなメールをもらったことがあります。 くじけそうな時によく励ましのメールもいただきました。みん な、よく憶えています。どれもこのサイトがあったからできた経 験でした。
このサイトも、ここに書かれていることも、いってしまえば、
みんなインターネットという架空の世界に浮かぶ虚構な空間に過 ぎません。でも、ここは同時にやはり、ぼくにとって、確かに存 在する大事な場所でもあります。

「童話物語」の冒頭に出てくるクローシャ大陸の詩に「誰も知 らない どこにもない だけど人がたくさん住んでいる場所」と いうのがあります。
ぼくにとってのこのサイトは、きっと、そんなところです。

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祝日の哀歌

4月 30th, 2004 — 3:57am

ゴールデンウィークです。
実はさっき気がつきました。
実家の友達からかかって来た「帰ってこないの?」という電話に対して、思わず「なんで?」と聞き返しそうになるあたり、もう完全に社会生活脱落者です。どうしても一日中家に閉じこもっている上、〆切前だと土日も祝日もまったく関係ない生活をしているので、ともすると今日が何曜日かはもちろん、今が何月か――ひどい時には西暦何年か、も忘れてしまうことがあります。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公以外で「今、何年ですか?」っていうセリフを町で使っている人を見かけたら、それはたぶんぼくです。
そんな生活をしていると、祝日という制度に本当に疎くなります。クリスマスやお盆休みも、終わってから終わったことに気がつくこともしばしばあって……。一昨年、本当に忙しい年末にふと買い物に出てみると、デパートがクリスマスの装飾一色になっていて愕然としました。ケイタイ電話の日付を見ると、なんと23日! パニックになって、あわててプレゼントを買いにお店に走ったら、壁のカレンダーで23日は23日でも、11月23日だったことに気がついて、店員に「今年は早く買っておこうと思って」などと額の汗をぬぐいながら説明している自分にあきれました。(一月も前から「クリスマスセール」をやっているデパートの方もどうかとは思いますが。)
というわけで、今年も危なくゴールデンウィークを見逃すところでしたが、なんとかギリギリで思い出すことができました。おかげでこれからの一週間、ゆっくり行き交う笑顔の行楽客を仕事場の窓から呪ったり、恨んだりできそうです。
それでは2003年のか、2004年のか思い出せないのですが、とにかく良いゴールデンウィークを!

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夏の始めに

6月 9th, 2001 — 3:31am

 と、いうわけで再び夏です。
 子供の時の夏は今と違って、それはもう一日が途方もなく長くて、平均だいたい36時間ぐらいあったので、一日がゆっくり過ごせた。特に夏休みが始まってすぐの数日は本当に長かった。どのくらい長かったかというと、夜寝るときには、朝起きたのが三日前になっているほど長かった。
 日曜などは起きて、寝床で「リングにかけろ」全巻を読破してから朝ご飯を食べ、朝のアニメを三本ほど見終わってから、近所の子供と廃品回収をすませ、草野球を一試合しても、まだ昼過ぎだというぐらいのものである。それが今だと日曜日は朝起きて……
 ……朝起きたらだいたい昼である。
 夕方なんかだともっと長い。今はもうファミコンやらインターネットやら合法ドラッグやら、小学生の娯楽もずいぶん広がったので退屈する暇などないと思うが、僕の時はまだビデオもなかったので、テレビのアニメが終わってしまうと、もうあとはすることが何もなかった。せいぜい壁の模様を数えたりとかして暇を潰すぐらいである。
 当然日が暮れてからの外出など厳禁だし、電話も五分以上していたらしかられるので、友達と遊ぶことなど考えもしない。メールも携帯もある今と違って、この時間帯、子供はもう家の中に隔離されていて、朝がくるまで外界と断絶状態だった。
 だからこそ、夏、たまに近所の誰ともなく「花火をしよう」と言い出す人がいると、子供は大喜びで外に出た。日が暮れてから友達と会って遊べるのは、すごく特別なことに思えて、くたくたになるまで騒いだ覚えがある。他愛もない線香花火が盛大なショーに思えた。
 でも、そんな光景も最近はあまり見かけない。今、ぼくの近所では花火は「危険物」なので、やってはならないことになっている。もしかしたら今は花火を鑑賞するソフトとかがあって、それをみんなで眺めているから十分なのかもしれない。
 夏が夏でなくなってきたように思えるけど、それでもまた、夏です。
 いい夏になるといいな。

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あ、見つかっちゃった!

4月 3rd, 2001 — 3:14am

あ、だめだめ!
そんなとこに立ってたら!
みんなに見つかっちゃうよ!
さ、中に入って。入って。
いや~、もう見つからないようにそーっとそーっと更新しているんだから。だめだよ、大きな声立てちゃ。何しろここ一ヶ月ずーっと無断で休んでたからちょっとバツが悪くて。どうやって再開しようかって考えてるとこなんだ。
なんていうか、ほら、何事もなかったかのように更新するのも――

わあっ!

何!?今の音何!?
か、風か……。びっくりしちゃった。もう。こんなこっそり更新してるとこ誰かに見つかったりしたら恥ずかしいんだから……どきどきどき……

誰かこっち来てない?大丈夫?あー、よかった……
いや、もうあんまり長い間更新してなかったもんだからいろんなところで死亡説が浮上しちゃって。昔の友達から本気で心配しているメールがどんどん届いたりするもんだから、こりゃいよいよ更新しなきゃいけないとは思ってたんだけど、こうなると尚更更新しにくくて……

「体のお具合が悪いのではないかと思い、とても心配しています」なんて深刻な手紙をもらったあとに「うっほほ~ん、更新をさぼってたんだよ~ん」とか書いて再開できないものがありまして、はい。いや~、ほんとにすみません。だから、しー、しー。声出しちゃだめ。向山は元気なんですよ、ほんと。
ちょっと忙しいのは忙しいのですが。みんなに心配かけちゃってほんとに悪いことしたなあ……反省しなきゃ。

あー、本当に気まずいや。てへへへ。ぺこ。

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今世紀最後のクリスマス

12月 25th, 2000 — 2:40am

多くの人はサンタクロースなどいないという。
残念ながらこれはうそである。
多くの人は子供の時に枕元にプレゼントを置いてくれたのが両親だと思っている。確かにそこに「置いた」のは両親かもしれない。でも、なぜ世界中で同じ日に同じことをしようとみんなが思ったのか――なぜクリスマスという、他人にプレゼントをあげる、何の得にもならない行事がここまで浸透したのか――そっちの方がよほど不思議だ。利己的で自分中心な人間がこの日だけ、こんなにおおらかに温かい気持ちになれるのはなぜなのか?どんな流行でも数年で廃れるというのに、なぜクリスマスとサンタクロースだけが2000年もの間、絶えることなく受け継がれてきたのか?なぜ未だに広がり続けているのか?
答えはひとつしかない。
サンタは本当にいるのだ。そして、クリスマスは本当に存在する。
もしも、今日耳元で「クリスマスぐらい何か特別なことをしよう」という声を誰かがささやいてきたら、それはサンタがそばにいる証拠だ。好きな人に何かいいものを送ってあげよう。高いブランド品や高価な貴金属でなくていい。その人が本当に喜ぶ言葉でいい:「君はいつもよくがんばってるね」「本当にお父さんはえらいと思う」「なんかあったらいつでも相談して」「お母さんにすごく感謝してる」「愛してる」「ずっと一緒にいよう」
今日は高速道路で後ろの見知らぬ車の分の通行量も払ってやろう。コイン駐車場を出るときにとなりの人のお金もこっそり払ってやろう。挨拶したことのない人に挨拶してあげよう。お母さんの代わりにご飯を作ってあげよう。自分らしくないことをして誰かを驚かせてやろう。そして、もう何年も電話していない友達のところに電話をかけてみよう。理由なんていらない。「なんで?」って聞かれたら「クリスマスだから。」「あるホームページにそう書いてあったから。」と答えればそれでいい。
メリークリスマス。
どうか今宵、あなたのいるところが温かいところでありますように……。

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再開はある朝突然に(Mobs ver.2)

12月 20th, 2000 — 2:36am

この文章を読んでいる人で、万が一まだ気がついていない人がいるといけないので、念のために発表します。

サイトを全面リニューアルしました。

もし、今、このタイミングで「そういえばそうだ!」と思っている方がいるとしたら、それは以下の危機的な事実のいずれかが本当であることを意味します。

  • なんらかの天文学的な数値の確率によって今日はじめてここを訪れた。

  • ぼくが思っているほど劇的な変化ではなかった。

  • この程度の些細な違いにいちいち気がつくほど細かく見る価値のないサイトである。

  • 検索エンジンで「山田太郎の汗くさいバット」を検索したところ、全世界100億ホームページのうち、このページしかヒットしなかった。

いずれにしても、MOBS&CO.へようこそ!
これからもどうぞよろしく!

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1999年聖夜

12月 24th, 1999 — 1:04am

今日はクリスマスイヴ。日本では全国ホテル教会のもっとも喜ぶ日だけど、多くの外国では今頃家族みんなが食卓を囲んで、お母さんの作ったごちそうを食べながら一年を振り返っているところ。
でも、中には今日がクリスマスではなく、ただ単に辛いいつもと変わらない一日である子供たちも世界にはたくさんいる。おもちゃよりも食事をサンタに頼むような子供たち――もし本当にサンタがいるなら、どうか誰よりも彼らの元へ訪れますように。
あなたとあなたの大切な人たちが温かい場所で今夜を楽しく過ごしていることを心から祈っています。
メリークリスマス!

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