Category: 食べ物・飲み物


ペプシあずき

10月 24th, 2009 — 10:36pm

 今日、ペプシあずきを飲んだ。
 そして、飲みながらちょっと想像してみた。

 もし乗っていた飛行機が墜落して、無人島に自分だけがたどり着いて、飲み物が何もないという極限状態だったとする。そこに飛行機の貨物だった箱がひとつ、運良く浜辺に漂着する。箱の外には「ペットボトル/飲料」の文字。喉はからからだ。おそらく狂喜して箱を開けるだろう。
 で、入っているのがペプシあずき50本。
 ほかに飲み物はない。来る日も来る日もペプシあずき。朝起きてペプシあずき。おなかが空いてもペプシあずき。唯一の娯楽がペプシあずき。寝ても覚めてもペプシあずき。
 人生がペプシあずき。

 それでも、これを好きになれるだろうか。

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ソースにまつわる話

10月 11th, 2009 — 4:06am

ワンパラを休載していた期間、一時期mixiにごく身内に向けて書いていた日記があるのですが、そのうちの一部を時々こちらで再掲載させていただこうと思います。今回は最初の一回。もちろん新しいワンパラも書き続けます。

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(2007/11/22の日記より)

 今、昼ご飯にとんかつを食べていてふと思った。このかけているブルドッグのとんかつソース。味も容器もぼくが小学生の頃からほとんど変わっていない。コンビニでは新製品のほうが既製品よりも多く並んでいる昨今、三十年以上、何も変わらずに同じであることは、もうそれだけでよほどの価値があるのではないかと思う。
 このソースのボトルは思えば、三十年、ぼくの人生の至るところに登場している。
 子供の頃、我が家では親がウスターソース派で、とんかつソースというのを使ったことがなかった。ところが小学校に上がったぼくが給食でとんかつソースを食べて感激したことにより、向山家にはじめてトンカツソースという文化が流入した。以降、とんかつソース派とウスターソース派の二派に別れた我が家は、フライものの日、絶えず激しい言い争いになった。
 トンカツソースを教えてくれた小学校の給食。
 コロッケとかフライ(主にくじら)の日には給食室からとんかつソースがまるまる一本上がってくる。これを順番に回して、少しずつかけていくのだ。しかし、目盛りや目安があるわけではないから、公平感などポケモンの糞にも満たない小学生のやること――当然、最初の方の子供は多くかけ、最後の方の子供は涙を呑むことになる。しかも、席が固定されていたクラスではいつも得をするやつと損をするやつが決まっていて、理不尽極まりない制度だった。
 昭和というのはそういうアバウトなことが平気でまかりとおる時代で、ガキ大将っぽいやつは先にソースを奪って大量にかけ、いじめられっ子はソースなしでコロッケを食べていた。しかも、本人たちも、周りの連中も、先生すらも、それがあたりまえだと思っていたふしがある。世の中というのはそういうものだった。ソースをたくさんかけられる子供になりたかったら、強くなるしかなかったのだ。
 小学校高学年の時にはこのソースをめぐって問題が起きた。
 例によって、ソースをフライングゲットしようとした体育会系のFくんがクラスの中でも一番発言力のある女子、Tさんの順番に割り込んでソースを奪ったため、一気にソースボトルのつかみ合いが勃発した。
 激闘の最中、哀れソースボトルはキャップがはじけ、ソースの大半が床にこぼれた。この時点でソースをすでに使用していた子はわずかに一列。大半の子はソースが宙を舞った瞬間、その日の自分のカツはそのまま食べることになるのを悟った。いきなり泣き始める女子あり、Fくんと殴り合いになる男子あり、一列目のソースを奪おうとする者あり、床のソースをすくおうとするものあり、もう一瞬で教室内は阿鼻叫喚である。先生がかけつけて騒動を収めるまで、クラスは一時期配給を受け損なった難民キャンプの様相を呈した。
 十代の後半、入院した時には塩分制限を受けて、ソースを使うことができない時期が一年ぐらいあった。ぼくの入院していた病院の患者は大半が塩分制限を受けているのに、なぜか売店では堂々とソースが売られていて、それをこっそり買ってベッド脇の棚に隠している入院患者があとを絶たなかった。時々、看護師に持ち物チェックされている人までいた。さながら麻薬取調官のように、看護師のお姉さんが棚の中を調べ尽くし、ソースや醤油などを没収している光景があっちこっちで見られた。
 ぼくは自分でこそ「密輸」をしなかったが、となりのおじさんにソースを分けてもらったことは何度かあった。ぼくらの間では禁断の味だったそのソースのことを、看護師にばれないように、当時ぼくらは「ブツ」と読んで、隠語で取引をしていた。「ブツ」一回分と引き替えに、ぼくは家から送ってもらったチョコボールをよくおじさんに横流しした。
 東京で一人暮らしを始めてからはしばらくソースが家にない暮らしが続いた。何しろとんかつソースを使うような料理を作ることなど皆無である。そういったものは外で食べるので、家にソースを置いておく必要がなかった。あるのはせいぜいほかほか弁当で余分についていたソースのパックぐらいのものだった。
 二十代後半になって、再び自分で料理を作ろうと考えた頃、久しぶりにスーパーでソースを買った時のことを覚えている。おそらく上京してから、初めて買ったソースだと思う。関東にもまったく同じブランドのものが売っていることにちょっと喜んだ記憶がある。
 台所の戸棚にソースのびんが置いてあると、なんとなく落ち着く。ちゃんと生活をしているのだという気がしてくる。醤油や味噌、砂糖や塩はさすがにふつうにあった。マヨネーズなども案外買っていた。ただ、ソースだけはなんとなく余裕がなければ買わない調味料だったように思う。とんかつソースの横に、さらにウスターソースが並んだ日には、やっと人間らしい生活に自分が戻れたことを実感した日であった。
 今、こうしてソースをかけながらそんなことをふと考えた。
 もし、毎年のようにソースの味やパッケージが変わっていたら、こんなように記憶に残っていただろうか。
 同じものが同じ風景の中にある。
 あたりまえにあるものが、あるべきところにある。
 その価値が分かるようになるまで、このソースが変わらぬ姿で存在してくれていたことをただありがたく思いながら、今、とんかつを食べている。

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今日は金曜日だし

6月 8th, 2001 — 3:29am

 一人勝ちだ。
 何が、といえば、それはもうマクドナルドに尽きる。
 とにかく常軌を逸した安さで、平日の昼間はどこの店舗も人で埋まっている。この大不況の時代、あの値段で昼食が食べられるのは確かにぼくら一般庶民にとっては夢のような話――何しろハンバーガーが80円なのである。80円!ちょっと落ち着いてこの値段を考えてみてほしい。今現在80円で買えるものに何があるだろうか。
 ポテトチップスやアイスクリームはおろか、ジュース一本買うことができない!携帯電話なら辛うじて挨拶するぐらいの時間である。長距離ならそれさえできないかも。ぼくが今ぱっと思い付く80円の食べ物でマック以外のものといえばもろこし輪太郎ぐらいである。どおりで一人勝ちするはずだ。
 そもそもなんでもかんでも値上がりしていくのが世の常だというのに、三十年前の創業の時の価格を下回ってどうする、マクドナルド!
 まあ、しかし、値段が下がること自体はいいことだし、それで利益もどんどん上がっているというのだから、素晴らしい企業努力だと言うのも確かかも知れない。問題はその他のハンバーガーショップを見たときについつい心が痛んでしまうことだ。
 特に大打撃を食らっていると思われる、マックが葬り去った季節商品を必死にぱくって出すヨークシャーテリアと名前がちょっと近いお店や、「早い台所」という間違えた形容詞と名詞の組み合わせを名前に持つお店などが、必死に対抗して値段を下げようとがんばっているのを見るにつけ、涙を禁じ得ない。できることなら政府もそろそろなんらかの形でトキと同様に保護を検討してほしいぐらいである。それまではとりあえずぼくらだけでも奮闘する「その他」のチェーン店を少しでも利用してあげようではないか! 不況だからこそそれくらいの心の余裕があってもいいのではないだろうか!今こそぼくらの価値基準が試されている時なのではないのか!?
 あ、そろそろマックが閉まるんで、今日はこのへんで。

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究極のスパゲティーソース

2月 16th, 2001 — 3:12am

長年、究極のスパゲティトマトソースを作ろうと四苦八苦しています。今、現在の途中経過のレシピを掲載しておきます。ひまーな時にでも作って感想教えてください!あー、スパ大好き!


【材料】

イタリア産トマトの水煮缶詰 一缶(400g)
タマネギ 中1個
ニンニク 2カケ(ひとつスライス、ひとつみじん切り)
オリーブオイル 大さじ5杯
にんじん 2/3本
生バジルの葉 数枚
セロリ 1本
ローリエ 1枚
小麦粉 10g
ブイヨン 1個(7)
ウスターソース 小さじ1
レモンの絞り汁 小さじ1
赤ワイン 180cc
砂糖、塩、粗挽きこしょう


1 玉ねぎ、人参、セロリ、バジルの葉はみじん切りしておく。
ニンニクは薄くスライスする。
ポルチーニ茸はぬるま湯につけておく。
固形スープは砕いておく。
トマトは皮をむいて、種を取っておく。(汁を捨てないように)
2 鍋を熱し、オリーブオイル大さじ4を入れ、ニンニクと
ローリエを入れて炒める。(焦がさないように気をつけて)
香りが出てきたら玉ネギを入れ、薄茶色になるまでじっくりと炒める。
にんじん、セロリを加え、火が通るまで絶えず木べらでかき混ぜながら
じっくり炒める。(約8分)この間、絶対に焦がさない!
3 水気が出てきたら、少し火を弱めて、野菜が茶色くなるまで
更に8~10分炒める。
4 小麦粉を炒めるように少しずつ加えてから、にんにくを取り出す。
(分かるものだけでいい)
5 赤ワインを加え、強火にして鍋底からしっかり混ぜて
アルコールを飛ばす。
6 トマトを加え(汁も)、焦がさないように煮詰めていく。
トマトが煮詰まったらバジルを加える。
7 砕いたブイヨンとウスターソース、ポルチーニの戻し汁
(本体はまだ)を加える。
8 アクが出なくなるまでアクをとる。
9 20分程度煮詰めたらローリエをとる。
10 バジルを加え、全体がトロリとなるまで30~70分煮詰める。
木べらで時々かき混ぜる!
汁気がなくなるまで煮る。
11 別のフライパンにオリーブオイルを敷き、みじん切りにしたニンニク   (一片)を炒め、みじん切りにしたポルチーニを加え、火を止めてから   レモン汁を加える。
12 11を10に加え、一煮立ちさせたらほんの少し
砂糖、塩、こしょうの順で味を調える。

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イシイ食品にエールを

1月 22nd, 2001 — 3:02am

日本で小学生として育った人間なら知らないものなどいないだろう――鍋で袋ごと煮るレトルトパックの「あの」ハンバーグを。独特の甘いトマトソースに浸かったハンバーグやミートボールはどこか切ない子供時代の味がする。個人的には母親が土曜日に働いていたので、半ドンの学校から帰ってくると、よくテーブルの上にイシイのハンバーグが置いてあった。一年中、よくおいてあるのだが、あれだけはまるで飽きるということがなかった。母親もそれをよく知っていたので「あれさえおいとけばだいじょうぶ」というありがたい食品だったのではないかと思う。そんなわけで未だにあれを食べていると、なんとなく土曜日の午後のような気がしてならない。懐かしい味である。きっとあの味をそう感じるのはぼくだけではないと思う。

しかし、料理を自分でするようになった今、そんなハンバーグの存在もすっかり頭の片隅にいっていたのだが、つい先日、夕ご飯を作る時間がなくてコンビニで何か買って食べるしかない状況というのがあった。コンビニの弁当はまだ食用にはほど遠いので、何か食べられそうなものを探していると、ふと「イシイ」のハンバーグが目についた。「でも、体に悪いんだろうな。保存料とかいっぱいで」と思って迷っていると、以前はなかったある文字が四角に囲まれて堂々とパッケージに記載されていた。
「無添加・無着色」
びっくりして裏側の原材料を見てみると、確かにコンビニ弁当やインスタント食品でおなじみの「phなんとか」とか「酸化なんとか剤」などのおよそ食べ物に入っていてはいけなそうな方程式のような名前の物質がひとつも入っていない。
さっそく買って食べてみたが、味は昔のままで、相変わらず絶妙のおいしさだった。昔からこうだったのかずっと考えていたのだが、先日偶然にもある新聞に「イシイ」の社長のインタビューが載っていて、謎が解けた。
記事に寄れば、イシイの社長(名前は忘れたが、おそらく石井ではないかと思う)は雪印などの食品の異物混入を嘆かわしく思っていて、自分たちの作る食品が特に子供向けなこともあって、今後は一切の添加物を使わない方針でやっていくことを決意したという。このために、添加物なしで作るのが不可能なコンビニ弁当などの分野からわざわざ撤退したそうだ。
ぼくは思わず拍手した。ぼくらの子供時代を支えてくれたイシイのハンバーグは今またぼくらの味方であろうとしている。たかがレトルトのハンバーグと思うかも知れない。でも、共働きで子供にほとんど食事を作ってやることを放棄した今の母親たちに代わって、「おふくろの味」を作っているのはこういった食品会社なのだ。「おふくろの味」
から一切の添加物を排除したイシイ食品にぼくは心からエールを送る。

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変わった趣味もいろいろ

1月 17th, 2001 — 2:56am

世の中にはいろいろと変わったものを好きな人たちがいる。
ふた裏についたアイス。カプリコの下のところにたまったチョコレート。鮭の皮。チュッパチャップスの棒の周りに残った飴。消し炭のように焦げた焼き肉。梅干しの種の芯。ぼくの知り合いに一人、「つぶつぶみかんジュース」の「つぶつぶ」が好きで、網で分離して食べていた人すらいる。

ぼくの好きな変わった食べ物は「冷えた弁当」である。
と、いってもこれは広すぎる定義だ。
どんな弁当というわけではないのだ。
中学生の時にうちの母が作ってくれた家の弁当の冷えたやつが好きだった。
普通、弁当でいえば、誰もが冷えているやつよりは温かいやつを選ぶだろう。「ほっかほっか亭」や「ほかほか弁当」といった大手チェーン店のネーミングが何よりの証拠である。今まで「ひえひえ弁当」とか「さめざめ弁当」という名前の弁当屋を見たことがないから、おそらく温かい弁当を好む傾向の方がはるかに多勢だと考えても問題はないと思われる。
しかし、ぼくは昼休みに食べる母の冷えた弁当が大好きだった。
冷たくなって、少し粘りけの出た白米。
肉汁の出ないソーセージ。
柔らかくなったトマト。
衣はしなびて、肉は固くなった一口カツ。
なぜかと聞かれれば分からない。ただ、誰もがまずいと思うこの組み合わせがぼくの味覚にはひどくよく合っていた。一時期など家で食べるご飯もわざわざ弁当箱に詰めて、冷ましてから食べていたほどだ。
理由?――理由は、ない。
あなたが時々ないしょでプリンに醤油をかけて、ウニの味だと思って食べているのと同じである。

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消えたパニーニ

7月 14th, 2000 — 2:13am

マクドナルドの激安戦略に力一杯客を取られて、ミニストップがハンバーガー類の販売をやめたのが数ヶ月前。実際、これはとても賢い選択だと思った。スタジオのそばにもミニストップとマクドナルドが並んで存在しているのだが、 マクドナルドができてからというもの、ミニストップのバーガーは注文が限りなくゼロに近い数字になっていた。「大丈夫なのかな」と人ごとながら心配していたら、ある日、ハンバーガーの メニューが店頭から消えて、代わりにショーケースに入ったパニーニというものが登場した。詳しくは知らないのだけど、ぼくの記憶が正しければパニーニは確かイタリアのサンドイッチか何か。
ミニストップのパニーニは左の絵のようなものである。まあ、それはどうでもいいんだけど。大事なのはその中の一種類であるグリルビーフである。早い話がそれまでハンバーガーに使っていた冷凍肉の 余りを一度混ぜ合わせて、形を変えたものをチーズと一緒に挟んだサンドイッチである。とてもまずい。でも、そういったまずい味が大好きなぼくとしては実はかなり気になっていた。ところが、である。今日、朝ミニストップにパンを買いに行ったら、グリルビーフのパニーニだけがなぜか姿を消している。あわてて店員に理由を問いつめると、店員は気まずそうに 周りを気にしながらぼくの耳元でぼそっとささやいた。「チーズがナニの製品なんですよ。だから……」確かにそれは問題だ。しかし、こんなところにまで波紋が来ているとは。
冷製に考えてみれば、おそらくナニ印の製品をまったく使っていないという方が不思議なぐらい、あらゆる飲食店がナニ印から何かを買っているはず。ねこぞう証言によれば、モスのシェイクが販売中止になっていたとか。
まだいろいろ回ってないので分からないが、きっといろんなところでいろんなものが販売中止の憂き目にあっているのだろう。そんなことを考えていて、ふと頭に浮かんだこと: 牛乳、ヨーグルト、チーズはだいたいどこでも同じ味なので代替えも聞くだろうが、雪印の「コーヒー牛乳」はたぶんファンという人がかなりいるはずだ。(あの茶色いと黄色の箱のやつ)
もしかしたらあれなしでは生きていけないという人もいるかもしれない。そのうち日本全土からナニ印の製品が消えたら、逆にあのコーヒー牛乳にプレミアがついて一本2000円ぐらいで取り引きされるのではないだろうか。
牛乳屋の店頭とかに「コーヒー入りました。ナニ印!本物!限定6本。格安1800円!」などの貼り紙が出されると、あっという間に売り切れる。いっそ信用を回復するまではわざと生産量をしぼって、これで儲けてみるというのはどうだろう>ナニ印

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とんこつラーメンの逆襲

7月 6th, 2000 — 2:06am

ラーメン。
昨日の夜中に食べたしょうゆとんこつラーメン。
まだ、おなかに残っている。
昨日夜中中ずっとぼくの意識に語りかけてきて無数の悪夢を見せてくれたのは間違いなくこいつの仕業である。 食べているときはまあ、そこそこうまいとは思っていたのだが、一夜明けた翌朝、油を見ただけでサウジアラビアに核弾頭を放ちたくなるほどの嫌悪感でいっぱいになっていた。
昨日ネギチャーシューラーメンだったものは賞味期限を六ヶ月ぐらい過ぎたサラダ油のようなにおいになり、静かに胃の奥から口元に込み上げてくる。おかげで人に会うこともできない。
夜中にラーメンなんぞ食う方が悪いという言い分もあるだろう。しかし、誰だってあるはずだ――深夜を過ぎてから突如としてあのラーメンにのっているチャーシューをどうしても食べなければ ならないという衝動に取り憑かれることが!(ほかにモスのテリヤキバーガーなどの例もある。)
今日習った教訓とまとめ:
・ラーメンを食べて寝るとジェイソンに会える。
・うちの近所のラーメン屋はチャーシューがでかすぎる。
・このパターンのオチは使い古されているのでそろそろやめたほうが賢明だ。

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果てしなき野望

4月 21st, 2000 — 1:47am

いえね、好きなんですよ。何がって、あんさん、氷ですよ、氷。えっ、縁日とかで売ってるあれかって?バカいっちゃいけねえ。あんな甘っちょろい子供のくいもんと一緒にしないでくんな。氷ですよ、氷。透明に澄んだ氷をこうバリバリと口の中でかみ砕くんですよ。すると、しゃりしゃりの氷の破片が口ん中で溶け崩れていく。水道水で作った氷――ありゃいけねえ。まんなかに白いカルキが溜まってやがる。家で作るならミネラルウォーターから作らないとね。あたしなんかもうこの方、冷凍庫に氷を欠かしたことはありゃしません。ちょいと喉が乾くとトレイをひねって飛び出した氷をぱくっと――ああ、もうたまんないね、こんちくしょう!しかし、あーた、やっぱり最強にうまいのはなんつったってマックの氷さね。あそこは氷ん中に空気の泡閉じこめてっから、もう最高にしゃりしゃりと来たもんだ。なあ、あんちゃん、あたしの夢を教えてやろうかい。そうだよ、いいカンしてるじゃねーか。その通りだよ。いつかマックの製氷器を手に入れることさ。まあ、そういうこって、達者でな。

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マイブーム

4月 19th, 2000 — 1:44am

ある特定の食べ物が自分の中でブームになることってありますか?ぼくはよくあります。過去にブームになった主な食品:

カレーパン
同様の形状と似た味の「ピロシキ」も含む。近所のパン屋で朝、わざわざ揚げたてのカリカリを探しに通っていた。

モステリヤキバーガー
夜中とかに突然目が覚めた時、無性にこれが食べたくなる。なぜかは不明。何かしら薬物の混入の線が濃厚。

鉄火巻き
特に小僧寿司の手巻き。かつて学校帰りに半年間毎日一本買って歩きながら食べた記憶がある。火曜日がエビきゅうの日と自分的に定められていた。

このほかにもめんたいスパ、トースト、エビピラフ、オムライス、焼き鳥、肉うどん、魚肉ソーセージなど三十年の人生の中で様々なマイブームがあったが、こうして並べてみると、まるでお子様ランチのメニューみたいで、とても頭が悪いことに気がついた。

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